最近色々な方のブログを拝見させていただいているとよく目にするこのお薬。

二ボルマブ(オプジーボ)。

夢の抗がん剤と言われているサイトもあったりして。

そして特に気になったのが副作用がほとんどない、という記述。

 

もし今使用しているシスプラチンとイリノテカンに癌が耐性を付けてしまった時、次のお薬は出来るだけ副作用が少ないものにしてあげたい。

何日も吐き気と戦っている父を見てそんな気持ちが湧いてきていました。

 

なので、今回先生に次回の薬に二ボルマブはどうなのかを聞いてみたかったんです。

 

先生の答えは

 

あまりおすすめできません。

 

とのこと。

 

その理由を聞いてみました。

 

確かに、このお薬は非小細胞癌に対して使用されていてお父様のLCNECは分類的には非小細胞癌に分類されています。

だけど、このLCNECは進行の仕方が小細胞癌にとても似ているため、今は小細胞癌の治療法に沿って治療を行っています。

なので、お父様の肺がんに対してこの二ボルマブがどこまで効くかということが未知数です。

 

そしてこのお薬は今までの抗がん剤とは違い、免疫システムを利用したお薬となっているのだけれどやはり副作用はあるんですよ。

免疫性の肺炎であったり、免疫性の炎症であったり。

そして免疫システムを使用した二ボルマブはお薬の投与を止めたとしても免疫システムは治まらずに働き続けます。

今使用している抗がん剤による副作用は時間が経てば消えていくのだけれど、この二ボルマブの副作用は時間が経っても治まらないんです。

 

幸いお父様に使用できる抗がん剤の候補はまだたくさんあるので、この二ボルマブの優先順位は現地点ではそんなに高くはありません。

 

と、こんな感じの回答でした。

 

夢のお薬って、やっぱりないのかな。。

 

*ここに書いている内容はあくまでも私と先生の会話の内容ですので、全ての方にこの内容が当てはまるわけではありません。