琉球の風に育まれた草たちが、 眠りのまえの静けさを、
そっと運んできてくれる。
夜中の三時、ふと目が覚める母の話を聞きながら、
沖縄の「眠り草」クワンソウのことを思い出しました。
昔から、眠れぬ夜にそっと寄り添ってくれる草。
そのやさしさを、薬膳酒にしてみようと思ったのです。
25度の焼酎に、クワンソウ茶を1包。
時間とともに、草の記憶がしずかに溶けていきます。
瓶のなかで、やさしい琥珀色が少しずつ深まっていく様子を眺めながら、
「眠りの準備って、こういうことかもしれないな」と思いました。
今度、沖縄に行ったら、月桃の葉を少しだけ分けてもらおう。
クワンソウと月桃の複方酒。
眠りのまえに、心をととのえる一滴を。
🌿 薬膳メモ
クワンソウ(アキノワスレグサ)
・神経をゆるめ、自然な眠りをうながす
・気の巡りをととのえ、心の緊張をやわらげる
月桃(ゲットウ)
・香りで気を巡らせ、心身をすっきりと
・消化を助け、からだの内側から温める
眠りとは、 からだと心がそっと手をつなぐ時間。
草のちからを借りながら、 今夜も静かな夢路へ。


