長方形の狭い部屋に
内科Dr、外科Dr、腫瘍科Dr、看護師
真ん中にテーブル
そして主人と私 
内科の先生がパソコンを開き
○○さんの検査結果ですが…と
説明が始まりました。
色んな検査をしたと説明があったけど
怖さと緊張で全く覚えていません。

はっきりと覚えているのは
悪性腫瘍ステージIV
想像もしていなかった病名に
私は泣き叫んでしまいました。
今年の3月から検体やペット検査
MRI、CT.ありとあらゆる検査をしてきたのに
何故 ここまで分からなかったか
福岡EセンターにW白病院
J○○○K病院とこんな大きな病院で
入退院してきたのに…何故、どうして
パニックになった私に
大動脈の裏  分かりにくい場所に
腫瘍があったからですね…と



主人が落ち着いた口調で
自分は悪くなる一方なので覚悟は出来てましたが
家内は治ると信じていたので
それが可哀想で…
まだ したいこと行きたい所が沢山ある…
何もせずに退院したら
どれくらい持ちますか?の質問に
先生は  うーんと言うだけで
答えませんでした。
車椅子に座った主人の後ろ姿を
今でも鮮明に思い出せます。

原発不明癌、肺がん
もしくは悪性胸膜中皮腫
何故  こんな状態になるまで
分からなかったのか
本当に悔しくて仕方がない

毎回の様に 私の方が泣いたり
気分が悪くなったりするので
この時も主人の方が私を心配してくれて
大丈夫?と気づかってくれていました。
ごめんね  お父さん

可哀想で
怖くて悲しくて不安で心配…
泣きながら運転して帰ったなぁ
顔が半分隠れるマスクに感謝しました
主人から直ぐに電話がきて(ハンズフリー)
大丈夫?って私の心配ばかり
1番辛い主人に慰められる
頼りない私

2023年7月27日
忘れたくても忘れられない日になりました。
病気の事をネットで調べる日々が始まり
そして  心強い方との出会い

主人と私の闘病生活が始まりました。