2023年 2.7東京ドーム 武藤敬司引退試合②

 

今回は前回に続き武藤敬司の引退試合に行われたアンダーカードについて述べたいと思う。何よりアンダーカードで一番盛り上がった試合がセミファイナルのオカダカズチカVS清宮海斗だ。オカダカズチカは新日本プロレスのヘビー級チャンピオンに対して、清宮海斗はプロレスリング・ノアのヘビー級チャンピオンである。このようにかつて、それぞれの団体のチャンピオン同士が戦うということは滅多になく、あったとしてもシングルマッチではなくタッグでの対決だった。なぜなら、それぞれの団体でいちばん強い者同士が戦うということはどちらかが負けるということであり、それぞれの団体としては大きなリスクを背負うからである。これは武藤敬司の引退がかかった大きな大会だからこそ組まれたカードだったのである。
 筆者がこの試合で一つ心配していたことが、今回の大会はプロレスリング・ノアのリングで行われているため、清宮海斗がホームでオカダにとっては戦いづらいと思っていたが、実際試合が始まると会場はお互いの応援が同じくらい入り混じっていた。それだけプロレスリング・ノアのファンのみならずさまざまな団体のプロレスファンも訪れていたのだろう。結果はと言うと日本のプロレス団体のトップと呼ばれる新日本プロレスが力を見せつけるようにオカダカズチカが清宮海斗に完勝した。このことは、プロレスリング・ノアにとっては不甲斐ない結果となったものの、日本のプロレス界を盛り上げると言う意味では大成功だったと言えるだろう。次回は待ちに待った武藤敬司引退試合 武藤敬司何よりアンダーカードで一番盛り上がった試合がセミファイナルのオカダカズチカVS清宮海斗だ。オカダカズチカは新日本プロレスのヘビー級チャンピオンに対して、清宮海斗はプロレスリング・ノアのヘビー級チャンピオンである。このようにかつて、それぞれの団体のチャンピオン同士が戦うということは滅多になく、あったとしてもシングルマッチではなくタッグでの対決だった。なぜなら、それぞれの団体でいちばん強い者同士が戦うということはどちらかが負けるということであり、それぞれの団体としては大きなリスクを背負うからである。これは武藤敬司の引退がかかった大きな大会だからこそ組まれたカードだったのである。
 筆者がこの試合で一つ心配していたことが、今回の大会はプロレスリング・ノアのリングで行われているため、清宮海斗がホームでオカダにとっては戦いづらいと思っていたが、実際試合が始まると会場はお互いの応援が同じくらい入り混じっていた。それだけプロレスリング・ノアのファンのみならずさまざまな団体のプロレスファンも訪れていたのだろう。結果はと言うと日本のプロレス団体のトップと呼ばれる新日本プロレスが力を見せつけるようにオカダカズチカが清宮海斗に完勝した。このことは、プロレスリング・ノアにとっては不甲斐ない結果となったものの、日本のプロレス界を盛り上げると言う意味では大成功だったと言えるだろう。次回は待ちに待った武藤敬司引退試合「武藤敬司 VS 内藤哲也」について記そうと思う。

2023年2・7東京ドーム 武藤敬司引退試合①

 

 

  2023年2月7日、東京ドームにて内藤哲也 VS 武藤敬司の武藤敬司引退試合が行われた。

 武藤敬司は日本のプロレス界に唯一無二のプロレスを生み出し、昭和プロレスをけん引した一人である。そんな日本のプロレスラーを代表するような人物かプロレス界から姿を消すこととなったのだ。このことは多くのプロレスファンまたプロレスラーにとっても大きな衝撃を与えたことだろう。

 もちろん筆者も会場に向かった。会場につくと開演2時間前なのに対し東京ドームを囲うように長蛇の列ができていた。多くの人がプロレス界の大きな歴史を目に焼き付けようと集まっていたのである。筆者が会場に入れたころには第0試合はすでに終わっていたのだが、本戦の開始時間には間に合った。会場の中に入ると、ファンでびっしりと東京ドームの会場が埋まっていた。それは新日本プロレスの年間最大のビックマッチ「レッスルキングダム」の動員数をはるかに超える人の数であった。メインイベント武藤敬司の引退試合までにも数々のアンダーカードといわれる試合が組まれていた。そのアンダーカードには日本のプロレスのメジャー団体である計6団体が上がることとなった。とび技が多くメキシコのプロレスに近い「ドラゴンゲート」やジャイアント馬場が創設したことで有名な「全日本プロレス」日本に新しいプロレスをもたらしケニーオメガや飯伏幸太を輩出したことで有名な「DDTプロレスリング」女子プロレスリングからは「東京女子プロレス」そして日本のプロレス界のトップである「新日本プロレス」などのたくさんの団体がプロレスリングノアのリングに上がることとなった。

 かつて一つの団体のリングにこれだけの団体が上がるというような前例はなくそのことからも武藤敬司がたくさんの人々に愛されていたかがわかる。その一つ一つのアンダーカードにもたくさんの感動と情熱があったのである。次の記事では、そのアンダーカードについて記そうと思う。