【カリッとアーモンド!?】・・・似て非なる【シーアーモンド/モモタマナ】発見&試食! | ガーナで花を咲かせましょう。

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【カリッとアーモンド!?】・・・似て非なる【シーアーモンド/モモタマナ】発見&試食!














6/16(水)この木を発見しました。
 

 




花が咲き、実も生っていました。

 

 

 

 


この木の下に暮らす人に聞いてみました。


そうしたら、

 『この木の実は食用で甘くて美味しいよ、

  実の中の種も食べると美味しいよ!

  名前は【アーモンドの木】だよ。』


!え~っ!これがあのアーモンドの木なの?!


カシューナッツの木を見つけた時に匹敵するサプライズでした。




ちょうど学校帰りの子供たちが居たので、

あげたらすかさず食べ始めました。



熟した実・果肉は【バナナの香り】がして、齧ってみたら仄かに甘みがあります。

果実は薄く繊維質でした。

そして、この実の中の種が【アーモンド】なの?

実を4個いただき持ち帰りました。




 

 


帰宅後、さっそく【アーモンドの木】をグーグります。。。。。。。



出てきた【アーモンドの木】とは・・・・・

 


花は桜に似て葉も形状が違います。


それにしてもアーモンドの花は桜そっくりですね

 




【アーモンド】・・・・・・・・・・・・・・

 樹高5m程になるバラ科モモ属の落葉高木です。
 通常アーモンドと言って食べているのは種子の殻の内側の【仁】と呼ばれる部分です。
 硬い種子の殻を割って中の仁を取り出し、ローストして食べます。
 

 

 



結局、発見した木は、

カリッとアーモンドの木ではありませんでした。。。。。。。。。



いつもの様にこれ以上調べようがなく謎となってしまいます。






ということで植物お助けサイト【EVERGREEN】の

【植物のQ&A】に投稿したところ、見事な解答をいただきました。


 『 コバテイシ、モモタマナ(Terminalia catappa)です。
   海岸部によく生えていて、シーアーモンドとも呼ばれます。 』


こちらのサイトで投稿した私のページです。
 

 


☆★ いつもありがとうございます! ★☆





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【モモタマナ】 ・・・・・・ フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』、他文献より

フトモモ目 Myrtales
シクンシ科 Combretaceae
モモタマナ属 Terminalia
モモタマナ種 T. catappa
学名:Terminalia catappa L.

モモタマナは標準和名で「桃玉名」と書き、
由来は、果実が桃の種のような形で、テリハボク(タマナ)似た樹木という説があります。
別名はコバテイシ。

英名は、トロピカル・アーモンド、別名シーアーモンドと呼ばれます。
アーモンドとは全く関係ありません。
乾燥した果実が大きな殻のないアーモンドのように見えるので、この名前がついています。

海岸近くや公園等の街路樹 高さ25mにもなる半常緑高木。
太平洋諸島などに広く分布し、日本では沖縄島以南の琉球列島、及び小笠原諸島に分布する。

葉が大きく枝振りが美しく街路樹や公園樹として植栽されることが多い。
また果実は食用にもなり、果実からは油が取れる。
仁を炒って食べるとラッカセイに似て美味である。
これを Country almond と呼ぶ。
葉が染料に使われる。
枯葉が熱帯魚の水槽の水質安定剤に使われたりします。(別名マジックリーフ)
マジックリーフはアンブレラリーフとも呼ばれており、熱帯魚飼育等の水質を改善する。


★ガーナで、Tropical almondsは、
  【アブロフォ・ンカティ】(Twi) "Abrofo Nkate3"、
  グジアンバトゥリ(Hausa)と呼ばれます。

  【ンカティ】とはピーナッツのことで、【アブロフォのピーナッツ】ということです。  


 

 



ウンチクが長くなりましたが、名前を知っただけで、これだけの情報が得られました。

やはり何事も、知らないより知った方が楽しいですよね!




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知識があるのと無いのとでは、

食した際に大きな違いがあると思います。



※食べる種:タネの部分は、
  アーモンドやカシューナッツと同様で、
  堅果(種:タネ)の殻を割り、
  内部にある【仁:にん】(種:タネの中身)の部分です。





それでは、

ガーナ名:【アブロフォ・ンカティエ】は、

食べたら本当にアーモンドに似ているのか?




まずは実をしっかり乾燥させることが肝心でした。





果肉がすっかり乾燥し黒くなります。

種の殻は思った以上に堅く、

小さいハンマーで指を叩かないように気をつけて

しっかり優しく強く叩きます。

叩くコツがわかると、パキッ!と殻が割れた音がします。

ただし、叩き過ぎると肝心な中の【仁:にん】が割れてしまいます。

 

 


力と叩く繊細さが要求され、小1時間で60個ほど取れました。
かなり疲れてしまいました。


 




そのまま食べるとピーナッツの感じですね。。。。。

 



こちらの記事がとてもわかりやすいです。

 






煎り作業に入ります。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


ロースト Before...............



ロースト After...............





煎った【アブロフォ・ンカティエ】の完成です!








口に入れて、まず粒が小さいのでアーモンドの感じはあまりしません。

齧った感じは、カリッとはいかず、ピーナッツの感じですね。

味は煎った分香ばしく、油分はさほど感じられず、

良く言って、

ピーナッツ感が70%、アーモンド感30%かな?

苦労して叩き割り、煎って作った分の思い入れがあるので

これはコレで美味しいおやつ、おつまみに十分なると思いました。



単に黙ってコレを出されて食べたら

『もしかしてアーモンドかぁ~!?』と驚かれると思います。









☆ジャマイカでは商品化され販売されてるようです。






★最後に、

  チョコレートを先に食べてからシーアーモンドを食べて
  口の中で噛み合わせました。

  たっぷりアーモンドチョコの雰囲気味わえましたヨ!★
  



とても参考になりました記事>

 


実と悪戦苦闘し種の仁取り出し後に拝見させていただき
皆さん同じような方法で苦労されたんだなと一安心しました。ww
また、実生栽培の様子非常に参考になりました。

 



すでに7/8地植で何個か植えて発芽が楽しみです!
雨季-小乾季の7~9月、気温最高30-最低22℃、10~3月乾季気温33-25℃

 ----☆ありがとうございました。☆ ----








【 葉 】についても面白いです。。。。。。



半落葉性高木ということで、ガーナではどうなるのでしょうか?



木の下の住人曰く、


 『全てが紅葉はしない。
  何枚かパラパラ紅葉する。』


とのことで、


落ちた葉の様子です。




キレイに紅葉するのでびっくり!

 

 


ガーナでは見られませんが、木上で紅葉したら見事にキレイなんでしょうね。





また、完全に【枯れた葉】が商品になってる!?

!枯葉が1枚100円!?




マジックリーフ等の名前で売られてますね。

熱帯魚用の水の水質を弱酸性に傾け抗菌作用もあり
水質安定剤に使われたりします。






この~木 何の木 気になる木~


木陰のできる木の下で歓談・団欒・一休み・一眠り・・・・


知らない木の名前を知り、調べることで情報を得、こんなにも展開してしまいました。


人生まだまだ知らないことがい~っぱいあります。


人生は短いので全てを知ることができませんが、

何かを知ることで楽しくなれることが多いのではないでしょうか?

ガーナ生活してるとそれをとても実感できます。





今日も楽しくできました。お疲れ様でした。

さて明日はどうしましょうか?

明日のことは明日になってから考えます。




では、また、





/*--- あとがき -------------------

 先日、あるクワ科イチジクの仲間の木を1年ぶりに見に行きました。

 目的地の少し手前の道路沿いで

 シーアーモンドの木の葉に似てるなぁと思ってよく見たら

 なんとカシューナッツの木ではありませんかぁ!





 植物の知識が増えてくると、目も肥えてくるのか

 これまで気付かなかった発見が多くなりました。

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