パッシブエイト時代は、徹夜に次ぐ徹夜をして仕事をしました。あげくの果て、会社をたたみ、我々は破産致しました。永久に蓋をしてしまいたいような歳月でしたが、その苦しみがあったればこそ、この度の出版に結び付いたわけです。今は、パッシブエイトにも、ありがとうの気持ちを捧げたいと思っております。
すべての展開は、宇宙が味方してくれたものと感謝しております。それはおそらく、執筆の動機が我欲を離れたものだからだと思うのです。
マリアの家に身を潜めた時、その理由は吾朗との恋愛関係にあったのですが、理由はともあれ、がんじがらめの人生から一旦コースアウトして、自分を取り戻すために、あの歳月がどれほど貴重なものだったか、測り知れないものがあります。人生には、隠れ家が必要だとずっと考え続けてきました。
人生に疲れた時、自分を見失ってしまった時、冷静になって自分をリセットできる隠れ家を提供することが私と吾朗の天職です。念ずれば通じる、とばかりにもうネーミングも決めてしまいました。(異次元の癒し・ユートピア三・五)。いかが、思われますか。ぜひとも、ご意見をお聞かせください。宇宙がこの趣旨に賛同してくれれば、自ずと本は売れる、そう信じてパソコンに向かっております。
御方様の状況はいかがでしょうか。あせらず、急がず、ご精励ください。またご連絡いたします。 かしこ
(ユートピア三・五か。いいねえ。どうやら、自分の終の住処ができたようだ。そのためには、こっちも、うすらぼんやりしていられない。一肌脱がなきゃ、女がすたるっていうもんだ。ウーちゅん、やっぱりアンタは触媒だね。触媒こそが、転職なんだよ)。
便箋に向かった。
ウーちゃん、何よりのものをありがとう。これで、本当に百まで生きられそうです