2年程前に日本で行ったピアノのレッスンのセミナーで
講師の方が言っていた言葉。「お子さんのピアノのレッスン
で途中で行き詰まり続かない子がいたら、それはレッスンが
つまらないから!面白いレッスンならやめないはず」

ピアノの先生はただ教材を進めていくのではなくて、その時
その時色々な方法を考て生徒が楽しい!と思うレッスンをして
あげること。工夫次第で楽しくなるレッスンはいくらでも
あるんですよ!と教えていただきました。

その後広島からバンコクに時々いらして音楽教育、表現教育の
指導をしてくださる山根先生に出会いました。

山根先生のセミナーに出て学んだ事をレッスンに取り入れています。

先日小学1年の男の子のレッスン。
ピアノランドはミュージックデータに合わせて弾くのでつっかえ弾きをしたり
苦手なところで止まるなどという事ができません。
なので集中するのも良い所だと思っているのですが、途中で間違える事を
とても気にする子もいます。
彼は最近そんな感じになっていて、途中ちょっとのミスをしたら泣き出し
ました(^_^;)

流れるミュージックデータに絶対についていかなくてはいけない・・と
あまり過敏になると音楽の楽しさところではなくなってしまう。
最近ちょっとそういう傾向だな〜と思ったので、初めての試み、
即興演奏遊びをしました。

楽譜も何もない、自由に弾いて良い即興演奏のあそび。
私が弾く曲に合わせて彼は色々な高さのドを好きに弾いて良いという
遊びです。

彼はみるみるうちに笑顔になって、「じゃこんなのは?これもいい?」
と楽しそうに自分から試行錯誤し始めました。

ピアノは色々な練習もあって大変な時もあるけど、
こんな風に自由に何でもありで、自分のアイデアで色々やってみる
こともできる、面白いな!と思ってくれたら何より!