本職を持たない50代ギグワーカーがタイミーで出会ったレアバイトの話

タイミーで見つけたレアバイト


短期バイトアプリ「タイミー」を通じて、

とある施設で働いた体験を今回は綴ります。


企業名や場所は就労時に記帳した

守秘義務の関係で伏せさせてもらいますが、

世間でよく耳にするような極端な悪環境で虐待があるような施設ではなかったことだけは先にお伝えしておきます。


タイミーを始めた理由


 

 



  様々な犬種と過ごす現場


タイミーを始めて間もない頃、求人欄にあった

「かわいいワンちゃんと遊べます」の言葉に釣られお世話になったレアバイト先…

それはとあるペットショップが運営している犬の繁殖場でした。


現場では小型犬から超大型犬まで、実にさまざまな犬種が生活していて中には超レアな犬種も!

リハビリとして始めたタイミーで知る地元ぐんまにある企業は多いのですが。

まさかこんな住宅街の一角に犬の繁殖場があるなんて知りませんでした。


犬好きのわたしはドキドキ、ワクワクしながら当日向かったのを今でも覚えています。


チェックインを済ませるとまずは

守秘義務や撮影をしない旨の説明を受けながら

契約書にサインをし配属先へ。


出産を控えた妊婦犬や出産を終えて子犬と過ごす母親犬は、冷暖房完備の個室で管理されており、居室はそれぞれ板で区切られている状態。

さらに個室にはそれぞれマットがひかれ衛生面にも一定の配慮が見られました。


繁殖場の犬というと虐待され人を怖がる映像を思い出しますが、ここのワンちゃん達はみな名前がつけられていてフレンドリーで人懐こい。これは日頃からスタッフさん達が愛情を込めて接している証拠です。


ただし、現場には正社員はおらず、バイトリーダーによって業務が回されており、夜間は無人とのこと。なので少しだけ責任の所在が曖昧な印象も受けました。




 


  タイミーさんの主な仕事


私が任されたのは、犬たちが暮らす居室の掃除です。繊細な性格の犬も多く、ストレスから下痢をしてしまう子も少なくありません。

1日掃除をしているとかなり獣臭がつき着替えがないと辛い現場。


そんな過酷な施設で多くの若い子が働いているのがとても印象的でした。


犬達は丁寧に扱われてはいるものの…

どこか“ペット”というより“生産動物”としての扱いに見える部分もやはりあり…

里親として引き取ったダックスと暮らすわたしは胸に引っかかる思いが残ります。




「仕事を教えるのが大変だから」と、次に来て欲しい日のリクエストもその場でかけられ、他の人が入らないよう工夫しているのは他のタイミー現場ではないこと。

この方法ならドタキャンも少ないだろうと感心したものです。


とはいえ何度か働かせていただくうちに

「タイミー=ロクに教えず扱き使っていい」と勘違いしている俺様タイプの女性スタッフに当たってしまうことも。


「あ…きっと今まで来ていた人が急に来なくなってる原因はこの人だろう」そうずっと思ってました。


ただ今回記事としてまとめていくうちに、タイミーの求人枠をいつも来てくれる人へのリクエストで埋めて公開求人にしたくなかったのは、保護団体や動物愛護団体からの“スパイ”を警戒していたのではと疑ってしまうような部分も多々ありましたね。


 

 


ココグルメ



  雑種(ミックス犬)の交配と向き合うこと


特に心に残ったのは、犬種の違う犬同士を意図的に交配させているという事実を聞いてしまったことです。

たしかにSNSを見れば犬インフルエンサーは雑種(ミックス犬)ばかり。

チワックスやマルプーといった本来なら雑種として扱われる犬が今では血統書付きと変わらない値段で店頭に並び、血統書付きより人気があるようにさえ感じることもあるくらいです。


ブリーダーではなく、繁殖場という命を生み出す現場だからなのか。売れるからという理由だけで血統や犬種にこだわらない繁殖が行われている事実に強い嫌悪感を覚えました。


その瞬間、「私はこの場所に二度と来ない」と心に決めたのです。


  里親としての想い


我が家には現在、2匹の里親犬(ダックス、柴犬)がいます。

どちらも3歳の頃に身勝手な前飼い主のもとから引き取った子たちでともに11歳くらい。

「里親」といっても、以前の飼い主が迎えに来るわけではありません。譲渡犬と言ったほうが正しいかもしれない。


ペットを飼うとは

命を引き受けるという覚悟が必要な行動です。

かわいいから買うのではなく家族として迎え入れる以上は最後まで飼う覚悟で。


雑種はかわいい。

でもペットショップからは引き取らないで欲しい。犬種が違う交配でムリをさせられてるメス犬がいることは忘れないでください。


日本もそろそろ、フランスのように厳格な飼育制度に倣うべき時期に来ているのではないでしょうか。


ペットは飽きたら誰かに託す存在ではなく、家族として迎え入れるべき存在です。そうした意識の広がりが、命を尊重する社会につながると信じています。




  一歩引いて見つめ直すきっかけに


この体験を通じて、動物との関わり方、命への向き合い方を深く考えるようになりました。

過酷な現場というわけではなくても、そこには独特の緊張感と価値観が流れていました。


タイミーという仕組みは、さまざまな職場を経験できるメリットがあります。

しかし時には、自分の価値観と向き合うような場面にも遭遇することも。


今回まとめたレアバイトの経験が誰かにとって、働き方や命への考え方を見直すきっかけになれば幸いです。