和室のの部屋に戻った遼太郎は、3人に声をかけた。
「おい、どういうことだ。幹男と悠太こっちへ来い。」
2人は、フラフラで行った。 遼太郎は小声で、
「お前ら2階に行ってアレを使え。」
悠太が、
「いやでも、さすがにそれは…。」
「さっさと行け!!!」 怒鳴り声が響いた。
誠には遼太郎が2人に何を言ったのか聞こえなかった。
これで明は助かると思った。 懐中時計を見た。天塚に12分後と告げら れてから11分たったが、2人も居ないしもう大丈夫だと思った。
すると本当の組長が帰ってきた。
「なんの騒ぎだ。」
とても迫力があると言うか威圧感があった 。
丸飛晃一 62歳
