水位0.25mの河川。断面積が1m2、流速が0.5m/secだったとする。その流量は0.5t/secとなる。1(断面積)×0.5(移動距離/時間)=0.5m3=0.5t(流量)雨によって、上流側で1t/secの流入があったとする。この時、下流側の流速が3倍(1.5m/sec)になっていれば、水位は0.25mを保ったままの筈である。(0.5(平常流量)+1(流入流量))÷1.5(流速)=1(断面積)断面積1m2に変化がないので、水位も0.25mを保つ。しかし、実際には必ず増水してしまう。では、なぜ増水してしまったのであろうか。それには、幾つかの理由がある。 1,解放面の存在 2,水分子は密度が濃い 3,流下時の抵抗が大きいこの3つが主な理由となって、である。1つ目の解放面とは、“水面より上は空気以外に抑え付けるモノがない。”と言う意味である。もし、水道管の様なパイプ状のモノの中を流れるのであったら、断面積以上の流れを作ることが物理的に出来ない。その場合、イン側から増やされた流量は、流速を速める事によってのみ、対応出来る。2つ目の密度が濃いとは、“空気の様に密度が薄いモノは、圧力を掛けると体積を縮小することが出来る。しかし、水は圧力を掛けても体積をほとんど変えることが出来ない。”と言う意味である。Net通信を行う場合、転送時間が1分掛かるモノと、その10倍掛かるファイルがあったとする。10倍の転送時間が掛かるモノに、圧縮を掛けて1/10に出来れば、転送時間はやはり1分で済む。空気は圧縮率の高いファイル。水は圧縮率の低いと考える。圧縮する事が出来ないモノは、移動の起点と工程間を比較した時に同容積の移動が起こる。3番目の抵抗とは、移動する場合そこに止めようとしたり、移動方向とは反対に引きずろうと働く力。細い1車線しかない道路を走行している場面を思い浮かべてみる。“直線の場所と、連続したカーブの場所”“車が少ない時と、多い時”“対向車がある時とない時”それぞれの場面で、走り方を大きく変えられる。スームースな走行を阻害するそれらの存在は、渋滞を引き起こさせる。