10年前、厚生年金のずさんさを見抜いていた人はどれだけいたのだろうか?情報が明かになった今現在の社会保険庁をどれだけの人が信用しているのだろうか。
公の機関が不正を行わず、正当な業務を行っているという虚像観念が信用させていたに過ぎない。
 日本でのオーガニックの規格を認証しているのは“農林水産省所管”“社団法人 日本農林規格協会”であり、“JAS法”の枠組みによって認定される。では、“JAS法”が“コーヒー豆の安全且つ美味しい”と言う枠組みの頂点を構成させることが出来ているのだろうか?最近、コロンビアのサンプルを5種類(2つの問屋から)を取り寄せた。このうちJASオーガニックは2品目。早々、ロースとしてテイスティングしたが、4品目は合格ラインで、アロマの特徴はそれぞれに有していたが、どれも甘みが強かった。しかし、1品目は枯れ臭が酷く、全く使い物になりそうにないテイストであった。このNG品がJASオーガニックの認定品であった。勿論、この豆が製品化された最初から枯れ臭が出ていた訳ではない。いつ頃かは特定できないが、問屋が倉庫に保管していて劣化したと思われる。問屋が持っている状態でそんななのだから、いくら頑張って焙煎したところで結果は見えている。この様に、1度認定を受け基準に沿った栽培方法取った豆であっても、現状のテイストがどうであるかの基準にはならない。そもそも農薬・化学肥料を少しでも使ったモノがすべて悪影響になり、美味しいモノが出来ないと言う概念が、全く間違った方向へ向かわせてしまっている。人間に対して3年間化学合成の物質を摂取していないと言うオーガニックの認証を仮定したら、日本人の中で認定される人はいない筈である。しかし、去年も平均寿命が延びている事実をどう受け止めているのだろうか。確かに過剰摂取は良いと思えないが、必要最小限に使って行くことには害より益になることの方が大きい筈である。コーヒー豆であってもオーガニックの認定を受けていないモノがそれ以上のテーストを醸し出す豆は少なくない。“オーガニック”“オークション○位”“スペシャリティー”などのキーワードだけに惑わされてしまうと、高い代償を払って実りのないモノが手の中に残る。美味しいコーヒーが飲みたければ、自身で感じてオリジナルなチャートを構築して行く必要がある。
因みにオーガニックは
  味への因果関係は直接ではない
これは憶測になるが
  偽って認定を受けることが不可能ではない
  認定を受けた豆が絶えず基準を満たしているか追跡されている訳ではない
また、すべてがオーガニック認証が受けられる生産体制になると、産地で病害虫の大繁殖が起こる可能性が非常に高くなる。これはコーヒーは有機農法が確立しにくい諸事情があるからである。