バンクーバー国際空港に降り立った日から数えて、今日で7日目。長いようで短い一週間だった。
今日は朝からレクチャーがあり、またプレゼンテーションが課題として出された。同じ日に課題が二つ提出ということになる。さすがはビジネススクールというべきなのか。正直ちょっと辟易している。
プレゼンのテーマは、「あなたの国で成功している会社を一つ取り上げ、なぜ成功しているのか、そしてどうすればさらにマーケットが広がるのか考えなさい。」
私はIKEAを取り上げたらどうかと提案したが、スウェーデン出身の男性以外が微妙な顔をしたので他のアイディアを募った。なぜかプレゼンの内容はコンドームを作る会社、Durexになった。その前はコカ・コーラの話をしていたので、どうして突然コンドームが話題に上るのか全く分からず、呆然としているうちにあれよあれよという間に決まってしまった。今となっては異論はないが、かなりのカルチャーショックだった。「日本では保健体育の授業でもサラッと飛ばす内容だから不思議な感じがするよ。」と正直に言ってみたら、提案したエルサルバドル出身の女性が逆に焦っていた。どうやって落ち着いてもらおうかと考えたが、私も何と言えばいいのかわからなかったので結局二人であたふたした。ちなみに、同じグループの中国人の女性も私と同じように戸惑っていたようだ。このカルチャーショックを逆手に取った素晴らしいプレゼンができると思う。
昼は寮のダイニングホールで食べ、午後はまたレクチャーがあった。日本人の教授の授業でマクロ経済についてだったが、正直な感想は「つまらない」。おそらくまだ入学式もしていない1年生に何を教えていいのかわからなかったのだろうが、教科書を読めばわかるような内容だった。お昼のすぐ後だったこともあって、ほぼ睡魔との戦いだった。睡魔には勝った。
午後六時からScotia Bankでアポを取ってあったので、銀行口座を開設することができた。学生の特別プランで、口座の維持費がかからず、引き出しや預け入れに手数料がかからない。早々に両親に連絡しなければ。授業料の締め切りまでに間に合いそうで少しほっとした。ちなみにこちらの定期の利子は0.1~0.2%と、日本と比べると破格の良さ。案外学費はすべてカナダで定期に入れて、必要になるまで置いておくのもいいかもしれない。
夜は昨日摘んだブラックベリーをヨーグルトパフェにのせて食べた。かなりすっぱかったが、ヨーグルトに味がついていたので程よい酸味になった。私が積んだ分はかなり念入りに洗ってあったので大丈夫そうだったが、高校からの友人Mさんのベリーには虫がまだついていた。結局Mさんのベリーが余ったので、もらってきて丁寧に洗い、冷凍庫らしき場所に放り込んでおいた。
冷凍庫だといいが。
一週間後、新しい量に移ったらすぐにジャムにしようと思っている。
明日は授業を途中で抜けて、ダウンタウンに向かうつもりだ。ビジネススーツが必要なので、H&Mに買いに行こうと思っている。初めてのお使いをする子供の気分だ。どうやって行くか全くわからないのが不安だが、まあ何とかなると思っている。
日曜日。
昨日Explore Vancouverというツアーに申し込んだので、今朝は8時45分からツアーに参加した。黄色い懐かしいスクールバスに乗ってダウンタウンまで約20~30分。ガイドに案内してもらいながらダウンタウンを歩いた。
バンクーバーの古い建物は1900年代前半のものになる。歴史が浅い国なので、「古い建物」はコンクリートだったりする。今は耐震構造もかねてガラスのビルが多いらしい。City of Glassと呼ばれているそうだ。天気が2/3の確率で雨の町なので、光をできる限り多く取り入れるためと、何十年以内に大地震が来るらしいので、コンクリートより衝撃を吸収するためにガラスを使っている。全体を見渡すと光がガラスに反射して美しい。
町には美術作品が置かれている。ガムが大量に張り付けられた現代アートを見た。ガムも作品の一部らしい。ハエが飛び交っていて、正直ちょっと引いた。
ガイドに道案内をしてもらう中で、バンクーバーという町の面白さを教わった。自動車のレーンを減らして自転車専用の道を作ったり、同性愛に対して寛容だったり。かなりリベラルな考えの街といえるだろう。今の市長が柔軟な思考を持っているらしい。ガイドのお姉さんいわく、トロントの市長と真逆の性格だそうだ。市長の性格が都市計画を大きく左右するなんて、日本では考えたことも興味を持ったこともなかった。選挙に参加することの重要性を語っている。
また、バンクーバーでは一部違法ではない麻薬がある。ツアー中、麻薬の自由を求める人々が覆面警察官にあおられて起こした暴動の説明があった。すると、ベンチに座っていた青いパーカーの男性が当時の様子を少し語ってくれた。その男性も暴動の場にいたそうだ。手に使ったばかりの注射器を持っていたのが衝撃的だった。立ち上がって歩き出した男性は、やはり何かが違う気がした。
昼は大学に戻ってMarine Drive Point Grillというレストランで食べた。ヤギのチーズのパニーニを頼んだが、甘くてびっくりした。トマトジャムが挟んであるよと書いてある時点で覚悟しておけばよかった。味は悪くないし、組み合わせは上品だが、もう一度食べたいかといわれると遠慮したい。レストランのチップは約10%だそうだ。最近よく一緒に行動するジェシカという女子から聞いた。
そういえばジェシカに貸した$5が返ってこない。お金を貸すのはポリシーに反するのでいやだったのだが世話になっている部分もあり強く断れなかった。ノーと言えない日本人。案の定今日中に返ってこない。
午後はキャンパス内に自生しているブラックベリーを摘みに行った。虫が湧いているものも多かったので、寮に帰ってきて水につけたら何匹かわいて出た。明日これを食べるらしい。腹をくくるしかない。Walter Gageに移ったら日が使えるので、個人的にジャムを作ってみたいと思っている。生は覚悟がいるが、火を通してしまえば気にならない。たぶん。
30分ほど昼寝してから夕飯を食べ、牛乳パックに植物を植えるというイベントに参加した。パックにデコレーションを施しているうちに植物の種がなくなってしまった。結局机の上にこぼれたペッパーミントの種を三粒ほど放り込んだが、果たして生えてくるかどうか。生えてこなければそのうちバジルか花の種を買ってきて植えようと思っている。
昨日Explore Vancouverというツアーに申し込んだので、今朝は8時45分からツアーに参加した。黄色い懐かしいスクールバスに乗ってダウンタウンまで約20~30分。ガイドに案内してもらいながらダウンタウンを歩いた。
バンクーバーの古い建物は1900年代前半のものになる。歴史が浅い国なので、「古い建物」はコンクリートだったりする。今は耐震構造もかねてガラスのビルが多いらしい。City of Glassと呼ばれているそうだ。天気が2/3の確率で雨の町なので、光をできる限り多く取り入れるためと、何十年以内に大地震が来るらしいので、コンクリートより衝撃を吸収するためにガラスを使っている。全体を見渡すと光がガラスに反射して美しい。
町には美術作品が置かれている。ガムが大量に張り付けられた現代アートを見た。ガムも作品の一部らしい。ハエが飛び交っていて、正直ちょっと引いた。
ガイドに道案内をしてもらう中で、バンクーバーという町の面白さを教わった。自動車のレーンを減らして自転車専用の道を作ったり、同性愛に対して寛容だったり。かなりリベラルな考えの街といえるだろう。今の市長が柔軟な思考を持っているらしい。ガイドのお姉さんいわく、トロントの市長と真逆の性格だそうだ。市長の性格が都市計画を大きく左右するなんて、日本では考えたことも興味を持ったこともなかった。選挙に参加することの重要性を語っている。
また、バンクーバーでは一部違法ではない麻薬がある。ツアー中、麻薬の自由を求める人々が覆面警察官にあおられて起こした暴動の説明があった。すると、ベンチに座っていた青いパーカーの男性が当時の様子を少し語ってくれた。その男性も暴動の場にいたそうだ。手に使ったばかりの注射器を持っていたのが衝撃的だった。立ち上がって歩き出した男性は、やはり何かが違う気がした。
昼は大学に戻ってMarine Drive Point Grillというレストランで食べた。ヤギのチーズのパニーニを頼んだが、甘くてびっくりした。トマトジャムが挟んであるよと書いてある時点で覚悟しておけばよかった。味は悪くないし、組み合わせは上品だが、もう一度食べたいかといわれると遠慮したい。レストランのチップは約10%だそうだ。最近よく一緒に行動するジェシカという女子から聞いた。
そういえばジェシカに貸した$5が返ってこない。お金を貸すのはポリシーに反するのでいやだったのだが世話になっている部分もあり強く断れなかった。ノーと言えない日本人。案の定今日中に返ってこない。
午後はキャンパス内に自生しているブラックベリーを摘みに行った。虫が湧いているものも多かったので、寮に帰ってきて水につけたら何匹かわいて出た。明日これを食べるらしい。腹をくくるしかない。Walter Gageに移ったら日が使えるので、個人的にジャムを作ってみたいと思っている。生は覚悟がいるが、火を通してしまえば気にならない。たぶん。
30分ほど昼寝してから夕飯を食べ、牛乳パックに植物を植えるというイベントに参加した。パックにデコレーションを施しているうちに植物の種がなくなってしまった。結局机の上にこぼれたペッパーミントの種を三粒ほど放り込んだが、果たして生えてくるかどうか。生えてこなければそのうちバジルか花の種を買ってきて植えようと思っている。
8月16日
日記を手で書くのも面倒といえば面倒なのでブログにしてみた。
カナダに留学して今日で5日目になる。だいぶ慣れてきたと思う。
今日は朝ご飯をTotem Park (寮)のダイニングホールで食べた。ここ五日間ほぼ似たようなものを食べている。ヨーグルトとフルーツか、サラダバーで野菜を取り、それに炭水化物をつけて一食。ここ二日はCongeeという中華風粥にはまっている。塩味が少しついているが、足りなければ塩をかける。
朝食は中国人のLeonniと韓国人のHannaと一緒に待ち合わせするはずが、時間になっても現れなかったので焦って先にCommonsblockに向かってしまったため、私一人で先に食べることになった。私が泊まっているHumlesumの寮の出口で十数分待たせてしまった彼女らには申し訳ないことをした。
その二人は日本文化のファンだ。まさか海外で「萌え」「ツンデレ」「ヤンデレ」「中二病」の説明を求められるとは思わなかった。Leonniのほうが日本語がうまく、Hannaのほうが日本のアニメ漫画文化の専門用語に理解がある。二人と話していると、漫画を読み漁った自分も捨てたものじゃないと思う。
今日は九時四十五分から日本人のRyo先輩に銀行へと案内してもらうことになっていたのでCommonsblockに向かった。そのおかげでUBC暁秀ぐみRyo先輩はとても気さくな先輩で、海外的なさばさばした性格をしていた。どこまで気を遣えばいいのか、日本人的な感覚では測りかねる。
銀行はScotia Bankにした。キャンパスから一番近いのと、日本人が一人務めているらしいのと、対応が丁寧なのと、「ほかの銀行ではなくここを選ぶメリットは?」と聞いた時に即答で「キャンパスに近い、今ならギフトカードをつける、口座の維持費が無料、映画特典を付ける」など、たくさん答えてくれたからだ。結論から即答というところが気に入った(メリットの内容はともかく)。日本では「えー、どこどこはこのような契約ですが、わが社は…」などといちいち前置きが長そうだ。ステレオタイプかもしれないが。
それと、やっとシャンプーを手に入れた。日本から一切持ってきていなかったので、さすがにこの五日間苦労した。固形石鹸でしのいでいたのはいい経験で笑える話だが、やはりシャンプーがあるのとないのとでは精神的な安定感が違う。風呂場セットは持参すればよかったと反省している。ショートヘアで本当によかった。固形石鹸での洗いやすさも捨てがたいが、女子としていかがなるものか。Sensitive Skin専用を探したがなかったので、ベビー用シャンプーを買った。
シャンプーを買うついでに洗濯用洗剤を手に入れた。Tide や Downy は高かったので、別のを探していたらとてもコストパフォーマンスがよさそうな洗剤を発見!手洗いも可能な洗剤なので、洗濯代を浮かせるためにも便利だろう。一緒にいた同じ高校からの同級生は迷わず見慣れたブランドを買っていた。その気持ちはよくわかるが、その値段の高さはブランドのせいもあると思う。
その後、STAPLESに寄っていろいろな文房具やノートの値段を細かく観察した。それからプリンターの値段を見たのだが、インクの値段がプリンターより1.5倍高いという、詐欺まがいの商法を見た。コピーは図書館ですることにした。お昼はビルの地下にあるアジアンフードコートで中華を食べ、大学の図書館に案内してもらった。図書館は変な刺激臭がした。プリントアウトとコピーの方法を教えてもらい、Place Vanierの寮で先輩と別れた。
その後は同級生と三人でグダグダ会話した。
そのままグダグダと同級生が住んでいるほうの寮で夕飯を食べ、自分の部屋に帰ってきた。自分の部屋を「うちに帰る」と言ってしまうあたり、ほぼ適応しているのだろう。
強がってこんなに明るい気持ちなのかと思った時もあるが、無理をしているのかと聞かれるとそうではない。では全く不安がないのかと聞かれても、違うとしか答えようがない。複雑だ。
一つ言えるとすれば、私は割り切っている。完全な状態から始まると思っていないし、最初なんてこんなものだろうと思っている。そのうえで自分が過ごしやすい環境を少しずつ作っていくのが面白い。
固形石鹸でも代用できるが、シャンプーのほうが使いやすい、とか。
洗剤は見慣れたブランドじゃなく現地のを買ってみよう、とか。
「いい子」の私じゃなく、時間がかかってもいいから「私」を好きになってもらおう、とか。
うん。
そういうのが楽しい。

日記を手で書くのも面倒といえば面倒なのでブログにしてみた。
カナダに留学して今日で5日目になる。だいぶ慣れてきたと思う。
今日は朝ご飯をTotem Park (寮)のダイニングホールで食べた。ここ五日間ほぼ似たようなものを食べている。ヨーグルトとフルーツか、サラダバーで野菜を取り、それに炭水化物をつけて一食。ここ二日はCongeeという中華風粥にはまっている。塩味が少しついているが、足りなければ塩をかける。
朝食は中国人のLeonniと韓国人のHannaと一緒に待ち合わせするはずが、時間になっても現れなかったので焦って先にCommonsblockに向かってしまったため、私一人で先に食べることになった。私が泊まっているHumlesumの寮の出口で十数分待たせてしまった彼女らには申し訳ないことをした。
その二人は日本文化のファンだ。まさか海外で「萌え」「ツンデレ」「ヤンデレ」「中二病」の説明を求められるとは思わなかった。Leonniのほうが日本語がうまく、Hannaのほうが日本のアニメ漫画文化の専門用語に理解がある。二人と話していると、漫画を読み漁った自分も捨てたものじゃないと思う。
今日は九時四十五分から日本人のRyo先輩に銀行へと案内してもらうことになっていたのでCommonsblockに向かった。そのおかげでUBC暁秀ぐみRyo先輩はとても気さくな先輩で、海外的なさばさばした性格をしていた。どこまで気を遣えばいいのか、日本人的な感覚では測りかねる。
銀行はScotia Bankにした。キャンパスから一番近いのと、日本人が一人務めているらしいのと、対応が丁寧なのと、「ほかの銀行ではなくここを選ぶメリットは?」と聞いた時に即答で「キャンパスに近い、今ならギフトカードをつける、口座の維持費が無料、映画特典を付ける」など、たくさん答えてくれたからだ。結論から即答というところが気に入った(メリットの内容はともかく)。日本では「えー、どこどこはこのような契約ですが、わが社は…」などといちいち前置きが長そうだ。ステレオタイプかもしれないが。
それと、やっとシャンプーを手に入れた。日本から一切持ってきていなかったので、さすがにこの五日間苦労した。固形石鹸でしのいでいたのはいい経験で笑える話だが、やはりシャンプーがあるのとないのとでは精神的な安定感が違う。風呂場セットは持参すればよかったと反省している。ショートヘアで本当によかった。固形石鹸での洗いやすさも捨てがたいが、女子としていかがなるものか。Sensitive Skin専用を探したがなかったので、ベビー用シャンプーを買った。
シャンプーを買うついでに洗濯用洗剤を手に入れた。Tide や Downy は高かったので、別のを探していたらとてもコストパフォーマンスがよさそうな洗剤を発見!手洗いも可能な洗剤なので、洗濯代を浮かせるためにも便利だろう。一緒にいた同じ高校からの同級生は迷わず見慣れたブランドを買っていた。その気持ちはよくわかるが、その値段の高さはブランドのせいもあると思う。
その後、STAPLESに寄っていろいろな文房具やノートの値段を細かく観察した。それからプリンターの値段を見たのだが、インクの値段がプリンターより1.5倍高いという、詐欺まがいの商法を見た。コピーは図書館ですることにした。お昼はビルの地下にあるアジアンフードコートで中華を食べ、大学の図書館に案内してもらった。図書館は変な刺激臭がした。プリントアウトとコピーの方法を教えてもらい、Place Vanierの寮で先輩と別れた。
その後は同級生と三人でグダグダ会話した。
そのままグダグダと同級生が住んでいるほうの寮で夕飯を食べ、自分の部屋に帰ってきた。自分の部屋を「うちに帰る」と言ってしまうあたり、ほぼ適応しているのだろう。
強がってこんなに明るい気持ちなのかと思った時もあるが、無理をしているのかと聞かれるとそうではない。では全く不安がないのかと聞かれても、違うとしか答えようがない。複雑だ。
一つ言えるとすれば、私は割り切っている。完全な状態から始まると思っていないし、最初なんてこんなものだろうと思っている。そのうえで自分が過ごしやすい環境を少しずつ作っていくのが面白い。
固形石鹸でも代用できるが、シャンプーのほうが使いやすい、とか。
洗剤は見慣れたブランドじゃなく現地のを買ってみよう、とか。
「いい子」の私じゃなく、時間がかかってもいいから「私」を好きになってもらおう、とか。
うん。
そういうのが楽しい。



