年を取ると涙もろくなる、なんてよく言われます。



ドラマや映画で簡単に涙ぐんでしまうとか、

何でもない場面でなぜか感動して涙してしまう。

すると周りから「年のせいだよ」なんて言われたりして、

それ以外の答えが見つからないから自分でも納得、みたいな・笑

そんなことありませんか?




でもこれは決して「老化で涙腺が緩んできた」のではなく、

感性が育まれてきた」からだと思うのです。



感性というのはつまり、

目に見える表だけではなく、その裏までをも見通す心のことで、

たくさんの人と出会い、たくさんの心に触れないと育たない、

そういうものじゃないかと。



例えば、人と人との再会のシーン。

お互いが歩んできた苦労や、

会いたいと願う気持ちが痛いほど理解できるから、

「出会えて本当に良かった」と他人事とは思えず涙してしまう。



スポーツでの優勝シーンでは、

その選手が血がにじむほど努力をしていることが分かるから、

その道程を想像して「よくやった!」などと感動してしまう。



素晴らしい音楽を聴いたり、映画を見たときは、

スタッフやキャストが生み出す共鳴を素直に受け取れるから、

ストーリーに入り込んで胸が熱くなってしまう。



すべてすべて、感性が豊かな証拠、なのじゃないですかね?




ちなみに私は最近、

ディズニーランドのエレクトリカルパレードを見ると、

なぜか感動して涙が出てきてしまいます。。

大人も子供もみんなみんな溢れんばかりの笑顔キラキラ

そんな光景をみると、現実に幸せな気持ちになっている人たちを前に、

夢を与えるってこういうことなのかも、と思うのです。




思いがけず感動を与えられると、感謝したくなりますよね。

ああ、これが生きているということなのだと、

命があることに改めて有り難さを感じずにはいられないのです。

生きているからこそ、味わえることですからね。



涙を流すことができる感性がある。

それはこれまで頑張って生きてきたということ。

だから恥ずかしいことでも何でもない。

むしろ、人として美しいって思う。

もっともっと感動の涙を流していきましょうべぇ~