ミニマリストという言葉が流行していますね。





Minimalとは最小限の、極小のといった意味。

つまりミニマリストとは、「最小限の物しか持たない人」

のことを指します。



この言葉が使われ始めた頃、

実際のミニマリストさんの家や生活を紹介する番組

をたまたま見たのですが、その方の家には、、、



本当に何にもないっっっ!泣



びっくりするぐらい何もないのです。

おそらく普通に訪れたら、空き家?と思うぐらい。

食事をするテーブルもなく、椅子は2脚あるだけ。

家族全員分の椅子がないので、

お母さんはキッチンのカウンター越しに立ってご飯を食べていました。

子供部屋には横長の勉強机があるだけで、椅子はなし。




こんなに何もない中で生活するの??というのが第一印象。

というのは、なんだか家の中が寒々しくて、

ぬくもりみたいなのが全く感じられなかったのですよね。



万物にはそれぞれエネルギーが宿っているので、

物が多いとそのエネルギーが錯綜する、という原理は理解できます。

その雑多なエネルギー帯の中にいることで集中力が欠けたり、

良い気が流れにくくなることもあることでしょう。



でも、実家やおばあちゃん家に行った時など、

家にあるいろいろな物たちが「家だぁ」という安心感を与えてくれる、

そんなことってありませんか?

いつもは気にしないのに、いざなくなると寂しいみたいな。。




私がイギリスにいた時、

こんな言葉を教えてもらいました。


The richest is not who has the most but who needs the least.

豊かな人は、最大限持っている人ではなく、最小限を必要とする人である




ミニマリストって、

単に物を持たないという意味ではなくて、

今ある最小限のものにいかに愛着を持って大切にするか、

なんじゃないなかぁと。



そして来るべき時には、きちんと感謝しお別れをして、

新しいものを迎える準備をする。

身の回りの物たちをたゆみない流れに乗せてあげること。

人生ならぬ物性(?・笑)を歩ませてあげるということね。



これってちょっとホリスティックな考えに近いかもね。

だって、私たちの身体を構成している細胞たちは常に、

破壊と再生を繰り返しているのだしね。

この流れを断つことは、命の営みを止めることと同じ。

であれば、物たちのエネルギーだって流してあげないと。



魂が共鳴して胸がときめく物たちだけに囲まれた生活。

おそらくこれがミニマリストの目指す生活なのじゃないかなと。

きっと、心も人生も豊かにしてくれる秘訣でもありますねgood