先日LARで公開された私の記事にちなんで。
1984年、アメリカ航空宇宙局(NASA)が
30年近く研究を重ねた結果、
閉ざされた生活空間において、
健全な屋内環境システムを維持する手段として、
特定の50種の植物が空気をきれいにして、湿度の調整もする。
と発表しました。
これらの植物はエコ・プラントと呼ばれています。
1973年に300種類以上のVOC
(トルエン、ベンゼン、フロン類、ジクロロメタンなどの揮発性有機化合物)
が宇宙船から検出され、これらが人体に影響を及ぼすことが判明。
(トルエン、ベンゼン、フロン類、ジクロロメタンなどの揮発性有機化合物)
が宇宙船から検出され、これらが人体に影響を及ぼすことが判明。
これがきっかけとなって、
植物の空気浄化作用の研究が進められたわけです。
植物の種類によって多少の差はありますが、
ベンゼンでは50~90%、トリクロロエチレンでは10~25%
を除去すると言われています。
こういった植物が持つ浄化作用は、
植物が生きるために行う光合成によるものです。
光合成は二酸化炭素と水、そして太陽光を利用して、
酸素や水、さまざまな栄養素を作り出すことですね。
このシステムは人類の最新科学を持ってしても、
作り出すことができません
もし植物の光合成システムを人工的に作れたとしたら、
世界のエネルギー不足問題はすべて解決しちゃいます。
光合成には人の頭脳以上の叡智が詰め込まれているのです
話がそれました。
二酸化炭素は葉の表面にある気孔から取り込まれるのですが、
その時に有毒ガスも一緒に吸収するようです。
そしてその30%は葉部へ、70%は根部へと運ばれて、
根部に共生している微生物が分解して無毒化するとか。
こんなに有害物質を取り込んじゃって、植物は大丈夫?
と思いますが、たとえ除去率が上がっても、
植物自身が受けるダメージは全くないとのことです
ちなみに植物には空気浄化作用のほかにも、
加湿や冷房作用などもあるのですよ
水滴のついたビニル袋に覆われた植物を見たことありませんか?
これは葉っぱが体内の温度を下げようとして、
気孔から水分を蒸発させているから。水滴は植物の汗なのです。
つまり、空気中に水分を補ってくれるということね
これは蒸散作用と呼ばれるもので、
加湿のほかに周囲の温度を下げる効果もあることから、
夏場は涼しく快適な温度を保つことができるわけです。
空気浄化、加湿、冷房効果と、いいことずくし。
それに瑞々しい緑色が疲れた目を癒してもくれます
この記事で紹介した植物のほかにも、
ドラセナ(幸福の木)、ベンジャミン、ポトス、
アンスリウム、アレカヤシ、フィカス、テーブルヤシ、
ゴムノキなど、たくさんあります。
どれも必要なのはお水と太陽だけ。
ひとつだけでも置いてみるといいかもしれません
ひとつだけでも置いてみるといいかもしれません
ちなみに私の家にはスパティフィラム、アンスリウム、
ポトス、サンセベリアなどがあります。
ベランダにはプルメリア、ハイビスカス、アラビアジャスミン、
ゼラニウム、バラ、カランコエなどなど。
皆元気すぎて、洗濯物を干すのが大変ですが、
たまに座ってのんびり葉っぱやお花を眺めていると、
心が落ち着いて、また頑張ろうという気持ちになれます
いつもパワーをもらえて、ありがたいですね