続いてますので、未読の方はこちらからどうぞ㊦㊦( ̄^ ̄





「流すハーブ」として、

 エルダーフラワーや緑茶などをご紹介しました。



あともうひとつご紹介したいのが、

実力はあるのに意外とマイナーなハーブ、スギナです。



スギナは土から微量ミネラルを吸収する力が、

どの野草よりも強いと言われています。

だからケイ酸を初めとしたミネラルがとっても豊富山p



また、非常に生命力が強く、

除草剤をまいても芽を出してくるので、

根絶やしにすることがとっても難しいとも。



広島の原爆地跡に一番最初に芽吹いた植物が、

スギナだったと言われていますね。





その作用力は本物で、昔から錚々たる人物が

スギナについての記録を多く残しています。



ハーブを学べば必ずや出てくる

古代ギリシャの医師、ディオスコリディスは、

著書「薬物誌」で下記のように述べています。


スギナの搾り汁とワインを一緒に服用すると、

鼻血や血性下痢に効き、利尿効果もある。

また出血を伴う傷口を癒着させる。





そしてこれまた自然療法学でよく出る、

ギリシャの医者、ガレノスもこんな記述を残しています。


この植物には苦味があり、噛まずに乾燥させるのがよい。

治りにくい傷口をふさいで硬化させるため、吐血に適し、

月経血を沈めて、腸潰瘍と腹部の漏れに効果がある。





さらには、中世ヨーロッパ最大の賢女、

全女性ハーバリストの憧れでもある、

ヒルデガルトもこんな風に述べています。


スギナの冷性は優れていて健康的であり、

有害な食物から生じた熱には、ワインで煮て飲むとよい。

また扁桃腺炎、歯肉炎、ポリープにも、

スギナティーで口をゆすいだりうがいをしたりするとよい。





他にもアロマの祖として有名なイブン・シーナ、

水療法でおなじみのクナイプ神父、

ハーバリストで占星術師のニコラス・カルペパーなど、



自然療法に携わってきた名士たちが皆、

スギナの効能を褒め称えていますキイロキラ





スギナが含む豊富なミネラルは、利尿作用はもちろん、

髪や爪も強化してくれます。


同様にミネラルが豊富なネトルやマテなどをブレンドすれば、

さらなる相乗効果が期待できますね。



あと、スギナが含むミネラルの中でも、

特に豊富なのがケイ素(ケイ酸)です。



ケイ素は、骨や軟骨などの結合組織を強化するので、

更年期に起こる骨粗しょう症などにも使用されます。



ちなみにスギナはホメオパシーレメディにもあります。

Equisetumといって、やはり腎臓系の障害に使います。



あとケイ素のレメディもあります。

ケイ素は英語でSilica、これがそのままレメディ名となってます。

シリカはよくワクチンデトックスなどに使います。



スギナは「冷」と「乾」の属性を持つ、

土星のハーブでもあるため、熱を鎮静させる働きがあります。

なので多量出血や不正出血月経過多などにも用いられます。

あと更年期のホットフラッシュとかね。






ミネラルは水に溶けないので、

スギナを効果的に摂取したいのであれば、

粉末にして飲むのが一番ですgood



外用であれば、煮出して冷ましたあと、

湿布として使うとか、ジェルにするとか、

方法はさまざまあります。



いずれにしろ、陽性タイプの方や、

血液の巡りが悪い方などは常備しておくと、便利かもしれません。




ご参考までに。



全然関係ないけど、、、

Dean&Delucaのジャスミンティーは蕾そのまま。
香りが良くて大好きですハート


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