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「流すハーブ」として、
エルダーフラワーや緑茶などをご紹介しました。
あともうひとつご紹介したいのが、
実力はあるのに意外とマイナーなハーブ、スギナです。
スギナは土から微量ミネラルを吸収する力が、
どの野草よりも強いと言われています。
だからケイ酸を初めとしたミネラルがとっても豊富![山p](https://emoji.ameba.jp/img/user/to/tomopblog/32219.gif)
![山p](https://emoji.ameba.jp/img/user/to/tomopblog/32219.gif)
また、非常に生命力が強く、
除草剤をまいても芽を出してくるので、
根絶やしにすることがとっても難しいとも。
広島の原爆地跡に一番最初に芽吹いた植物が、
スギナだったと言われていますね。
その作用力は本物で、昔から錚々たる人物が
スギナについての記録を多く残しています。
ハーブを学べば必ずや出てくる
古代ギリシャの医師、ディオスコリディスは、
著書「薬物誌」で下記のように述べています。
スギナの搾り汁とワインを一緒に服用すると、
鼻血や血性下痢に効き、利尿効果もある。
また出血を伴う傷口を癒着させる。
そしてこれまた自然療法学でよく出る、
ギリシャの医者、ガレノスもこんな記述を残しています。
この植物には苦味があり、噛まずに乾燥させるのがよい。
治りにくい傷口をふさいで硬化させるため、吐血に適し、
月経血を沈めて、腸潰瘍と腹部の漏れに効果がある。
さらには、中世ヨーロッパ最大の賢女、
全女性ハーバリストの憧れでもある、
ヒルデガルトもこんな風に述べています。
スギナの冷性は優れていて健康的であり、
有害な食物から生じた熱には、ワインで煮て飲むとよい。
また扁桃腺炎、歯肉炎、ポリープにも、
スギナティーで口をゆすいだりうがいをしたりするとよい。
他にもアロマの祖として有名なイブン・シーナ、
水療法でおなじみのクナイプ神父、
ハーバリストで占星術師のニコラス・カルペパーなど、
自然療法に携わってきた名士たちが皆、
スギナの効能を褒め称えています![キイロキラ](https://emoji.ameba.jp/img/user/ha/hakunokoi/7900.gif)
![キイロキラ](https://emoji.ameba.jp/img/user/ha/hakunokoi/7900.gif)
スギナが含む豊富なミネラルは、利尿作用はもちろん、
髪や爪も強化してくれます。
同様にミネラルが豊富なネトルやマテなどをブレンドすれば、
さらなる相乗効果が期待できますね。
あと、スギナが含むミネラルの中でも、
特に豊富なのがケイ素(ケイ酸)です。
ケイ素は、骨や軟骨などの結合組織を強化するので、
更年期に起こる骨粗しょう症などにも使用されます。
ちなみにスギナはホメオパシーレメディにもあります。
Equisetumといって、やはり腎臓系の障害に使います。
あとケイ素のレメディもあります。
ケイ素は英語でSilica、これがそのままレメディ名となってます。
シリカはよくワクチンデトックスなどに使います。
スギナは「冷」と「乾」の属性を持つ、
土星のハーブでもあるため、熱を鎮静させる働きがあります。
なので多量出血や不正出血、月経過多などにも用いられます。
あと更年期のホットフラッシュとかね。
ミネラルは水に溶けないので、
スギナを効果的に摂取したいのであれば、
粉末にして飲むのが一番です![good](https://emoji.ameba.jp/img/user/po/posiiku/16727.gif)
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外用であれば、煮出して冷ましたあと、
湿布として使うとか、ジェルにするとか、
方法はさまざまあります。
いずれにしろ、陽性タイプの方や、
血液の巡りが悪い方などは常備しておくと、便利かもしれません。