先日、IARC(国際ガン研究機関)と、

WHO(世界保健機関)が発表したある調査結果に、

世界中から驚きと悲しみの声が上がったそうです。






結果、赤身肉は主に大腸ガンのほか、

膵臓ガン、前立腺ガンなどの危険性が、

そして加工肉は大腸ガンの危険性がある、

という調査結果が出たという髑髏



専門家によると、50グラムの加工肉を毎日摂取することで、

大腸ガンになる可能性が18%上昇するとのことです。



どうやらアメリカはパニックに陥っている様子えへへ…

アメリカ人にとって、加工肉はもはや主食同然ですからね苦笑いw



ちなみに加工肉というのは、塩漬けや燻製、発酵など、

風味を上げて長期保存できるように加工された肉のこと。



なので、ハムやソーセージだけではなく、

コンビーフ、ジャーキー、ビルトング(南アフリカの料理)

などなど、すべてが含まれます。



ただ、この調査結果には、肉類を食べることで、

栄養学的に有益でもあると書かれています。



要は、リスクと利益のバランスを考慮しながら

食べることが大切、ということ。






昔、特にヨーロッパでは、

作物が収穫できない厳冬を乗り越えるために、

食べ物を長く保存する必要がありました。



こうして生まれたのがチーズやザワークラウト、

ベーコンやソーセージといった保存食品です。

だから本来、塩漬けや発酵食品などは、伝統的な食べ物のはず。



ところが最近は、綺麗に色付けられて、

食感や味を楽しむといった嗜好品の要素が強い気がします。



嗜好品は本来、毎日食べるものではありません。

だから価格も高いし、めったに手に入るものでもない。



今の日本では、これとは逆の現象が起こっていますよね。

安いし、手軽だし、簡単に手に入る、それが加工品。



皆の「毎日食べたい」という願いを叶えるために、

試行錯誤を繰り返して添加物を加え、

工夫がなされた美味しい嗜好品です。



これはこれで有難いことでもありますが、

食べ物本来の役割をしっかり理解しないと、

こういった調査結果にビビることに。。アセ



嗜好品の食べ過ぎで発がん性が増す、

そう考えると理にかなっていると思いませんか?

タバコだってコーヒーだって嗜好品ですからね。





私はソーセージの皮のパリッという食感が苦手。。。

ベーコンの脂肪部分もちょっと苦手。。。



それこそアメリカはハワイで食べた、

無添加のベーコンはとっても美味しかったですけどねうひっ



昔の人が作ったハムやベーコンは、

きっと今ほど美味しくなかったと思うのです。



調理レシピなどなかったわけですし、

ましてや保存するためだけに作ったものですしね。



以前何かの映画で、貧乏な少女がベーコンか何かを食べて、

ゲーッと吐いてしまう場面があったのを覚えてます。

きっと食べられたものではなかったのでしょう。

当時はそれだけ、食物の加工が難しかったということです。



そう考えると、

今の世の中は本当に便利になりました。



この調査結果に基づく発がん性は、

利便性に伴う贅沢病と言ったほうが正しいかもね。