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30代・40代女性の大きな味方!身近にある「タネ食品」って?



植物のタネって、
何年先まで芽を出す力があると思いますか?

ホームセンターなどで売っているタネに、
「⚪︎年先まで大丈夫」などという記述はありませんよね。



1951年(終戦の翌年ですね)に、
私の実家の近くにある弥生時代の遺跡から、
ハスのタネが発見されたのだそうなスゴイ

そしてそのタネを土に植えてみたら、
なんと発芽して、成長し、花をつけたのです。

弥生時代から1951年の2000年もの間、
じっと芽を出すチャンスを待っていたというわけですね。




例えば、空き地や公園の土を鉢に入れて、
20度くらいの温度で、太陽を当て、お水をあげたとします。
すると、たくさんの小さな芽が顔を出します双葉

これは、この土の中に、
たくさんの見えないタネが埋まっていたということ。
それらが「今ならいいかも」と思って芽を出したのです。

つまりタネって、きちんと成長できる環境を見極めた上で、
芽を出すか出さないか判断しているのですわ

弥生時代の遺跡から発見されたタネも、
そんな闇の中で芽を出したところで太陽の光がなければ
生き延びることはできません。

だから、じっとただひたすら、
状況が変わるのを待っていたのでしょうね。




ちなみに、タネは必ず実の中にできます。
美味しい実をつけることによって動物などに食べられて、
タネは移動することができるのです。

ずっと同じ場所にいるより、
発芽条件が良い場所へ移動できたほうが、
繁栄につながるチャンスになりますからねgood

なので、植物にとって実を作ることは、
タネを宿し、子孫を繁栄させるための大切な手段なのです。




よって、植物が、
「タネなしの実」を作ることは決してありませんNO

よくある「タネなし果物」は、
私たち人間が果物を食べやすくするために改良したもので、
植物が作り出した本当の果物ではないのです。



それにしても、植物の生き方には、
見習うべきところがたくさんありますよね。

この季節、太陽の光を浴びるために葉を伸ばす姿を見ると、
小さな命の尊さを感じて、なんだか愛しくなります。

生命をつないでくれる植物、
そして自然に感謝しなければね。



ではまた明日。