先週末、千葉のとあるブルーベリー農園に行きました
![ブルーベリー](https://emoji.ameba.jp/img/user/wh/whitelotuslife/4463457.gif)
女性が一人で切り盛りする自然栽培で育ったブルーベリーは、
肉厚でみずみずしくて本当に美味しい
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
ザ・大量買い
![笑い](https://emoji.ameba.jp/img/user/mi/mihocoji/19218.gif)
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![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150803/22/harmonyhomeopathy/9b/4e/j/o0800045013385343773.jpg?caw=800)
ちなみに私たちが普段スーパーで購入して食べる作物は、
「慣行栽培」で収穫されたものです。
「慣行栽培」とは、
化学肥料や合成農薬の使用を前提とした農業のこと。
第二次世界対戦後、人口が急激に増えた結果、
一定の作物収量を得る必要があったため、合成農薬や化学肥料を使って
農業を工業化させたわけです。 これは「緑の革命
![葉っぱ](https://emoji.ameba.jp/img/user/la/laura-style/91840.gif)
常に自然の脅威にさらされていた古代の農業は、
収穫量が現在の2割以下だったと言います。
これではすべての人の分の食料は賄えませんから、
失敗がないように、虫を寄せ付けず、雑草を根絶させ、
確実に作物が得られるようにしたわけです。
ところが、この革命に問題点を指摘した人物がいました。
それがレイチェル・カーソンです。
彼女は「沈黙の春」という著書で、
合成農薬や化学肥料によって生態系が崩れて生物が死に至り、
いつか鳥が泣かない静かな春が来る、と危険性を訴えたのです。
環境問題に意識が集まり始めた時でしたから、
皆の意識は急激に有機栽培へと向けられるようになりました。
ここで混乱するのは、
有機栽培と自然栽培の違いです。
「有機栽培」は合成農薬や化学肥料を使用しませんが、
認可された有機資材を使って栽培を行います。
一方、「自然栽培」は、
合成農薬や化学肥料を使用しないのはもちろんのこと、
有機資材も使用しません。
つまり、
自然の中にいる生物の力を利用して栽培するのです。
ちなみに日本では有機JASが普及していますが、
実はこれは無農薬栽培ではないのです。
数種類の農薬使用は認められていますのでね。
さて、この「自然栽培」についてですが、
自然だからといって「ただ放置しておく」わけではありません。
これはサッカーゲームに例えるとわかりやすいのです
![サッカーボール](https://emoji.ameba.jp/img/user/u-/u-tanponti/5674.gif)
生産者はいわばサッカーゲームの監督。
農地となる土壌、雑草や昆虫、微生物など、
各プレイヤーの良いところを引き出して勝利に導く。
つまり収穫物を得る、と。
なので、ゲーム全体を見て、
どうすればより強いチームワークを引き出せるかを
考えることが必要なんですね。
以前映画化された「奇跡のリンゴ」は、世界で初めて、
自然栽培でリンゴを実らせたある生産者の物語でした。
そして私が訪れたブルーベリー農園も、
下記の写真を見ていただけるとわかる通り、
雑草がボーボーに伸びてます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150803/22/harmonyhomeopathy/a4/32/j/o0800045013385343753.jpg?caw=800)
地面にはミミズや昆虫がそこらじゅうにいて、
空にはハチが飛び交ってました。
でも自然の中で立派に立つブルーベリーの木は、
とても逞しく、元気で、美しかったのです。
人間はもっと生態系を理解し、尊敬の心を持って、
その巡りに感謝し、喜んで収穫物を頂かなくてはね
![cat](https://emoji.ameba.jp/img/user/na/nasty-boy/20099.gif)
毎日毎日暑いですが、
元気いっぱいな太陽を満喫してくださいませ。
ではまた明日
![ニコ](https://emoji.ameba.jp/img/user/i-/i-love-dachs/26657.gif)