毒と薬のあいだ
こういったシリアスなタイトルは倦厭されがちですが・・・、
そんなに重い話じゃないですよ



この世で「毒」だと思うものを、頭に思い浮かべてみよう音符


青酸カリとか毒キノコとかフグとかトリカブトとか
こうしてみると、どれも殺傷能力の高いものたちばかり。

つまり「毒」は、生物を殺める能力を持つ物質、というイメージですかね。
健康に対して意識の高い方々は、食品添加物や放射性物質などを挙げるかもしれませんが。


私は昔よく母親に、「そんなに食べたら身体に毒よ」と言われたときに、
「食べ過ぎたらなぜ毒なの」と疑問に思ったことがありました。


この世に、毒ではないものは、ない



ちと怖いアセ


これは中世の医師であり、錬金術師でもあったパラケルススの言葉。
そう、母親は正しかった笑だってこの世に存在するものは全て毒に成りえるのだから。

例えば、空気だって、血管に注射したら命にかかわります。
お水にも致死量があります。実際、飲んだお水の量を競うバトルで亡くなった方がいました。


上記で挙げたイメージの「毒」と、この世に存在する普遍的な「毒」。
この2つの違いは何でしょうか。

最初にイメージした毒は、「即効」で「殺傷」する能力を持つ物質ですよね。
一方、普遍的な毒は、「ゆっくり」と「死に導く」ような物質と言えるでしょうかね。
じゃあ・・・


どっからどこまでが良くて、
どこから「毒」に変わっちゃうんだろうね



例えば、お酒やタバコなどはもっと分かりやすい。

お酒は少量なら百薬の長と言われますが、飲みすぎれば身体を壊します。
タバコも少しであれば良いストレス解消ですが、肺がんの大きな原因となります。

身体に良いといわれる野菜だって、食べ方を間違えれば、
胃腸を壊したり、下痢したり、便秘したりします。


でも、個人差があるでしょう


そうそう、そうなんです。万人にとって絶対の確率で毒となるわけじゃないのです。
これが、毒になる瞬間を見極めることができない理由のひとつなんですよね。


毒となるか、薬となるか


このボーダーラインの見つけ方は誰も教えてくれません。
だからこそ、毒を薬として有効活用させるためには多大な時間と労力を要するのでしょう。


そもそも毒から薬が作られるなんて不思議ですよね。
薬になる毒って、一体どんな毒なんでしょうね


次は、世界で一番最初に薬となった毒について書きます



続くukulele2☆☆