前回より続いてますのでまずはコチラからどうぞ
美学のすすめ－運動美学のすすめ－筋肉をつける①筋肉は美しいカラダを作るのに必要不可欠
です。
全身で筋肉が多い場所はどこでしょうか
いうまでもなく下半身、脚ですよね
脚は全体の筋肉のうちなんと70％もの割合を占めるのです。美しくしなやかな脚の持ち主が不健康ってちょっと想像つきません。美脚＝健脚、ここでもやはり美と健康はつながっているわけです
では脚に筋肉をつけるとどうなるのか、簡単に挙げてみたいと思います。
身体が冷えにくくなるカラダの組織の中で多くの熱を産生するのは骨格筋です。骨格筋はカラダを動かすと収縮するのですが、そのときに熱が生じます
運動すると体温が上がるのはこのためですが、実は筋肉は運動していなくても体温の約60％もの熱を生み出しているのです
血液循環がよくなる循環器系の中心である心臓は、血液を全身に巡らせるポンプの働きをしていますが、血液が足先から心臓へ戻るときは多大な重力に逆らわなければなりません
そこでお助けマンとなるのが脚の筋肉ポンプ。筋肉が収縮と弛緩を繰り返すことで血液はぐぐっと上へ押し出されますから、全身の血液循環がスムーズに行われます
代謝が上がる普通の生活をしていて消費されるエネルギーを基礎代謝といいますが、この基礎代謝の40％は筋肉で消費されます
ちなみに全消費活動のうち、基礎代謝が60～70％、運動時が20～30％、消化吸収活動時（食事）が10～20％を占めます。つまり筋肉がつくと、普通に生活しているだけで多くのエネルギーを消費するため、太りにくくなるのですこうして見ると、①も②も③もすべてつながっていますよね。
冷えや血液循環の低下は免疫システムやホルモン分泌にも大きく影響する他、見た目の美しさを損なうむくみの原因でもあります。筋肉がついてカラダが温まり、血液の巡りが良くなると、細胞のリモデリングを促進しますのでお肌もツルツルになります
つまり、美しさを追求すると自然にカラダは健康へ傾き、また反対に健康を維持すると自然に美がついてくるということですな。これぞまさにホリスティックビューティ
次こそは効果的な筋肉のつけ方を書きますー。
注記：一部の研究では、筋肉をつけることで基礎代謝を大幅に上げることはない、とも言われています。個人差もありますし、期待するほどのダイエット効果は出ないかもしれませんが、私個人としてはまずは実践あるのみだと思っています。