前回はインフルエンザに使える一般的なホメオパシーレメディを紹介しました。
今回はハーブ編です
ハーブ
まず最初にご紹介したいのはEchinacea(エキナセア)です。
エキナセアは北米の先住民が使っていたハーブ。種類がさまざまですが、基本的には紫の大きな花びらが特徴的ですかね。もっとも一般的なのがEchinacea augustifolia
そして、上よりも葉っぱがまるっとなっているのがEchinacea purpurea
花びらがほっそいのがEchinacea pallida
とってもキレイな花をつけますが、実際にメディカルハーブとして使うのは根っこの部分
効能はなんといっても免疫賦活です
免疫を高めるわけですから、感染症などの予防につながるわけですね。風邪やインフルエンザ、そのほか膀胱炎やカンジダなどの予防にも使えます ちなみにホメオパシーにもEchinaceaというレメディがありますが、どちらかというとハーブティンクチャー(ハーブをアルコールで浸出した液体のこと)として内服する場合が多いです。このティンクチャーはご家庭で簡単に作ることができます
40度程度のウォッカにハーブを2週間漬け込みます。(ハーブ5グラム、ウォッカ100mlぐらい)
すると のような感じになります。
こちらを濾したらできあがり
お茶やジュースなどの飲み物に入れたり 味が思いっきり変っちゃうんだけどね... そのまま舌に落としてもオーケー 目安としては1日7-8滴×3回ぐらいですかね。これは個人にもよります。また抗炎症の作用もあるので、ティンクチャーを蒸留水などで薄めて傷口の消毒に使うなどの創傷治癒にも活用できます
次にElder flower(エルダーフラワー)のご紹介
エルダーフラワーはフラボノイドが多く含まれていることで知られるハーブ。またカリウムの含有量も多いため、発汗・利尿作用もあります。アレルギー症状の緩和に有効で、インフルエンザの特効薬と言われており、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの花粉症にも用いられています
メディカルハーブとして用いるのはこのお花の部分ですが、乾燥するとこんな感じ
1日最低でも5-6杯ハーブティーとして飲むことをオススメします
ちなみにハーブを使うときに総括して言えることなのですが、メディカルハーブは有効成分は含まれているにしても薬ではありませんので、薬のように急激な症状改善を期待してはいけません。長い目で見た体質改善や、症状の緩和、病気の予防に用いることが一番の活用法だと思います
そのうちハーブの歴史なんかについても書きたいなと思ってます