前回のブログで、ハーブティーの利点として抗酸化作用があると書きました
ハーブティーのすすめ
そのときに「活性酸素」について少し触れたので、もう少し詳しく説明しようと思います。最近、流行語かってぐらいそこらじゅうで聞きますよね。なんとなく「身体によくない」というイメージはすでにあるかと思いますが、ではどうして良くないのか知ってますか
酸素は全ての元素のなかで最もエネルギーレベルの高い元素なんです
（酸素を使ってエネルギーを作り出す人間や動物がどのようにして誕生したのかは前回のブログを参照してくださいね）
そのため、活性化した酸素は免疫を上げて病原体を破壊するという大切なお仕事もしておりますが、増えすぎるとやっかいなことになるのです。つまり、細胞膜や遺伝子を傷つけて、果てにはガンやその他の病気を引き起こすということ
なんといまや、病気の約90％が活性酸素となんらかの因果関係があると言われているとか。「じゃあ、増えすぎないようにしないとっ」と思うでしょうが、結局のところ酸素ですからね、呼吸をしていても普通に作られるわけです。エネルギーになるんですから仕方がありません。しかし呼吸で作られる活性酸素だけなら病気にはなりません。増えてしまう要因はもっと他にあります
ストレス
たばこ
食品添加物や農薬
アルコール
紫外線
電磁波
大気汚染物質
激しい運動
眺めると納得のいくものばかりですが、この「激しい運動」というのがちょっとひっかかりませんか？「適度」な運動ではなく「激しい」運動ですからね。酸素をたくさん使います。細かく言うと、運動によって勢いづいた血流が、急にやめることで突然止まり、そしてまた流れ出す、その際に活性酸素がどっと出るのです
急に血流を止める のが良くないわけですから、運動した後は必ずクールダウンの体操をしましょうね
ところで人間の体は、この酸素毒を、SOD（スーパーオキシドディズムターゼ）という酵素によってちゃんと中和するようにできてるのですよ。本当にすごいですよねえ
この酵素を補うものはビタミンやミネラルといった無機質の栄養素ですから、これらをきちんと食事から補給することが重要になります。
そして、このSODとともに最近注目されているのが、植物化学成分（ファイトケミカル）と呼ばれるもの。つまり抗酸化力の強い植物成分が活性酸素を除去するのに大きな効果を示すのです。つまり、ハーブティーなどを身近に取り入れることによって、病気を予防したり不調から回復することができるということ
ちなみに今日私は、ペパーミントとフェンネルをブレンドして飲んでます
組み合わせ方なんかも今度紹介していきたいと思ってますのでみなさんもお好みのハーブを見つけてみてくださいね