私もカラーコーディネターの資格を持っているんですけど
その中のひとつにパーソナルカラーというテーマがあります。
どーーいうことかというとですね。
その人の肌の色によって似合う色、より美しく映える色や
色調があるのでそれを見つけましょうということなんです。
おしゃれには欠かせない基本知識です。
特に営業マンや議員さんなどでここぞという時に
パワーをくれるのがパーソナルカラーです。
で、そのパーソナルカラーは机の上でやっていてもさっぱり
身に付かんのですよ、これは。
なんでもそうですが、やはり実力は資格ではなくて経験、実践
どれだけ実際にやったかなんです。
勿論 ｗith 研究、向上心
は必須です。
で、ですね、ちょっと前ですが、
ある色彩スクールでモニターになりました。
生徒さんたちが数人１グループでぐるりと私を取り囲みます。
首を絞められ・・もとい、首の下に色々な色の布をかけていきます。
こんな 
感じです
（ヒューマンアカデミーさまよりお借りしました。ありがとうございます。）
赤にも青にも色のバリエーションがあります、
赤からはじまり紫まで、そしてモノトーンの明度の違いの布までと
かれこれ1時間半くらいかかりました。
最終的に、私のﾍﾞｽﾄカラーを決めてくださるわけなんですが
これが決らないのです。
ブルーベースという肌が青みがかかっているというところまでは
良かったのですが、でもしっかりブルーベースかというと
当てたブルーベースの布の中からはしっくりこなくてイエローベースの
色のほうがベターだというのもありました。
生徒さんたちがわいわいと検討しています。
数人はこにーさんはサマー」と判定、
またほかの人たちはウインターと主張。
中には「あ～、
わかんなーい
」
という可愛い人たちもちらほら。
サマーだ冬だと私のﾃｰﾌﾞﾙだけ時間がかかってしまって。
どの人も自分の判定が一番と譲りません。
先生がそこへ入ってきて、再度みなさんの意見を聞きます。
流石に先生ですね～、手際が良いです。テンポ良く
私にポイントとなる布を当てて行きます。
そして、要約していきます。
「皆さんの意見はどれも間違っていません。
ですが、コニーさんは肌の要素が少々難しい人です。」
（はぁ？）
「はい、これがサマーの布ですね。」
テーブルの上にその布のグループを置いて行きます。
「それからこの色が冬、そしてグレーと茶のバリエーションからは
これとこれ。」（ふむふむ、そうだなぁ）
「最後に皆さんが迷っていた色の種類がこれですね。
サマーとウインターの割合としてはどうでしょうか？
それからグレーと茶のどの色調と明度？そしてこの色のうち
イエローベースで合ったのは？」
パッパと的確で明快な展開です。
そして、皆さんに再度検討させて
結果は
「主となるところはサマー、ウインター。同等。そして色により
オータム。ただし、黄色と茶とグレーはなるべく避ける。
つまり、サマー、ウインター時々オータム。
早い話がスプリングカラーの色以外なら何でもオッケー。
ベストカラーは赤紫。いわゆる京紫。」
と出ました。
なんて、私は応用範囲が広い、得なタイプ
あとから、ある人が
「意地でもどれかに入れようとしていた自分がいました。」
といわれていました。
色ってとても主観的なものです。
パーソナルカラーはその中でも客観的に
配分していくものですから主と客とが
入り混じるとても楽しい感覚の場になります。
固定観念があれれ？
と外されるのも面白いですよね。
すると世界
も広がるし、意外な自分発見になります。
意地って張りがちですが、張っちゃうと世界狭くなりますよねぇ～。
色はいろいろだもの。