今日は娘の39歳の誕生日だ。
39年前に私が母になった日。
昭和60年
二十歳そこそこの人間が赤ちゃんを産んで
まわりからは
子供が子供を産んだと
悪く言われたものだ。
あの日の事は今でも忘れない。
初産でもあり
かなり産道が細く
難産になったが
やっとの思いで
産まれてきてくれた時は
本当に心底嬉しかった。
しかしその思いも
姑の一言で打ち砕かれた。
まだ分娩台にいる時に
ズカズカと分娩室に入って来た
姑は
赤ちゃんを見るなり
「女なんか産みやがって!
女なんていらない。
なんで男の子を産まなかった?」
と怒り心頭の言葉だった。
その時にこんな姑とはこの先暮らせないな。と漠然と思った。
結局当時の夫に多額の借金がある事が分かったり
姑の暴言に耐えられなくなったりと
いろんな事情で離婚した。
それからシングルマザーとして
働きながら娘を育てた。
娘にも沢山の苦労をさせてしまった。
先日
その様な話しを知人に言うと
「離婚せずに辛坊していれば
要らぬ苦労を娘にさせなくて良かったのに辛坊しなかったあなたが悪い。」
と言われてしまったのだが
今となっては
もう何が正解なのかは分からない。
39歳になった娘も
娘自身の人生を一生懸命に生きている。
今はそれをただ見守り励まし続けるだけ。
金木犀の匂いが鼻先をかすめると
あの頃の沢山の思い
辛かった事
嬉しかった事が
ごちゃごちゃと思い出される。
私の元に産まれてくれて本当にありがとう。
私の娘でいてくれてありがとう。
あなたのおかげでいろんな事を学べた。
まだまだ私も母として成長途中。
誕生日おめでとう。
