湖鼓から未来へ 2013」は、わたしのピアノ人生の中で、間違いなく一番大きな経験で、準備も簡単なものではなく、たくさん苦労もしました。
 
焦りと不安も本当はたくさんありました。このリサイタルを準備するにあたってだけでなく、わたしがピアノを始めてから今まで、悔しい思いも逃げ出したい思いもたくさんしました。
スランプが何年も続いたこともありましたし、練習しても結果がついてこないことも数え切れないくらいありました。…というか、結果がついてくることの方が少ないです。
 
だからこそ今回選出していただいたことが本当に嬉しく、絶対この経験を通して成長する!という思いはとても強く持っていました。
 
 
先にも述べたように、わたしは失敗してばかりで、なのに周りの友達や先輩後輩はどんどんうまくなって行って、いつも、わたしなんて…と思ってしまっていました。
自分でも、自分には自信が足りない、ということはよくわかっていました。
 
オーディションの時にもお話させてもらったのですが、わたしには得意な分野がなく、そのことも自信のなさにつながっていました。
 
上を見るとキリがなく、上には上がいてつい自信をなくしそうになりますが、
自分は上を目指すためだけにピアノをやっているのではなく、ピアノを通して何かを伝えたり、わたしがピアノを演奏することによって誰かが楽しい気持ちになったり誰かにしあわせな時間を過ごしてもらえたり…
そういうことがしたいからもっと上手くなりたいです
 
そして何よりもうまくなったらもっともっとピアノを弾くことが楽しくなるはずなので、
 
わたしはここから、また次の目標に向かいます!
 
 
 
 
 
 
…本番の日にMCでも、『次の目標に向かって…』とお話したのですが、頭真っ白だったので次の目標を言うのを忘れたため、何人かの方から『次の目標ってなに?』というご質問をいただきましたすみませんm(._.)m笑
 
 
次の目標は、ドイツの大学院で勉強して自分の視野を広げたり、音色を追求することです
 
 
そしてその目標は早くも叶いそうです(>_<)!10月からドイツの大学院で勉強できることになりました!
実はこの記事もドイツで書いています
受験準備などに追われてこのブログを完結させるのが大変遅くなってしまいすみませんm(._.)m
 
 
 
湖鼓から未来へ 2013』の中で、アウトリーチやリサイタルをさせていただき、
まだまだ未熟ではあるものの、それらを達成できたことが自分の中で大きな自信となりました!
 
これは自分にとってとても大きな変化で、ソロコンサートをさせていただいたからこそ今の自分にたどり着き、
その自信がドイツでの結果に結びついたのだと思います。
 
 
 
こうした貴重で素晴らしい経験をさせていただくことができ、わたしは本当にしあわせです。
 
 
プロデュースしてくださった宮本妥子先生、稲垣聡先生、
指導してくださった先生方、
関わって下さった全てのスタッフ方々、
本当にたくさんの方々に支えられてここまで来ることができました。
 
ソロコンサートの準備をしていく中で、また本番当日も、一人では決してできないということを強く感じました。
 
本当にありがとうございました。
 
 
 
この感謝の気持ちと、今回の経験で得たことを胸に、これからも自分にしかできない何かを求めて精進して参ります。
 
 
 
 
 
 
 
 
本当に、本当に、ありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
赤星里奈