チームメートに首位打者を取らせるためにライバルに打つ機会を与えないという、この時期の風物詩です。
かつてはあの上原投手も巨人の新人時代にベンチのサインで敬遠…
本人はストライクゾーンを大きく外れた球を投げながら、その狡さに耐え切れず溢れる涙を拭っていました。
若かったからでしょうか。
それとも、今でもそうなのでしょうか。
チームの勝負がかかった試合において敬遠は、まったく非難される必要のない当然ながらの戦法です。
しかし、消化試合において、しかもチームならぬ個人タイトルにおいて…どうなのでしょう。
タイトルを貰う人も、そこまでして…なんて思わないのでしょうか。
思わないでしょう。
プロですから。
結局、最後に残るのは、微細なプロセスではなく結果そのものなのです。