鍼屋の、お客さんお見送り後のルーティン。

 

掻い摘んで言うと、「消毒!清掃!急げ!」

 

私にとってお客さんは1人1人大切な人。

当然ながら汚いなんて感情持ったこともないです。

ですがお客さん同士は知らない他人。それを忘れてはいけない。

だから前のお客さんの気配を残さないように。

あなたが今日一人目のお客さんですよって雰囲気をかもしだし、癒やさて欲しい。

 

そんなわけで、

「ありがとうございました。」

 

っと見送るや否や

 

 

 

まず玄関から治療室まで歩きながらシュシューっと空間に向けてアルコール噴霧。酔いそうな程に。(たまにファブリーズ使うこともあります。)

ちなみにこれで空気中のウイルスが死滅するとか思ってるわけじゃないですよ。

 

撒き終わったらボディマット類の消毒。

 

 

アルコールや界面活性剤つけて磨きます。

それが終わったら、お客さんの使った、、、これっ!

 

 

 

うつ伏せの時のフェイスペーパー。

 

これただゴミ箱にポイってのは地球の無駄遣いなのでこれを水道で軽く揉み洗いして水含ませてから床拭きしてます。なのに毎回それなりホコリが掬えるの不思議。

さっき撒き過ぎて床に落ちたアルコールの回収も込みの床拭きですね。今の季節はこの水拭きが湿度の足しにもなるんだけど、

 

 

 

 

必要なさそう。

 

トイレの床もアルコール撒いて拭きにいきます。

なので、みんなで共用するのがなんとなくな〜と思って鍼屋はスリッパ用意してませんがたとえ素足で歩いても床は汚くない状態かなと自負。

ただ反省点もあり今後アルコールで拭きやすいスリッパ用意するかもしれません。

 

床終わったらトイレ掃除とかドアノブ拭き。

 

使った鍼と治療で出たゴミの処理、次の方に使う道具の準備。タオル類の交換。

余裕あればBGM変えて、最近はアロマオイルも適当に選択。選択繋がりで言うとどんな時間帯でも洗濯回し始めてしまうこともある。

乾かす時間無いのわかってるのに洗濯始めちゃうことあるんだけどそれは自分でも狂気に感じる。乾燥機なんて持ってないのに。明日の天気すら知らないままに。

 

ひととおり済んだらお客さんに直で触れた物を手洗い。これもまた次に別の方に直で触れる為のマナー。

 

 

 

そんでカルテ書いたりして、

次の「いらっしゃいませ」に繋がります。

 

全てをやる時間が無いことももちろんありますし、作業によっては数人分まとめてやることもありますがだいたいお見送り後にこんなことしてます。

ご夫婦だったり親子だったりが連続でお見えになる事もありますがそういう時でも空き時間があれば同じようにやってますよ。

鍼屋を日常と隔絶させた転換点、意識のリセットにして欲しいのでご家族ご友人であってもそこは他人同士という扱いです。気配を残さないっ!

 

なんて、完璧にやってるように見えてうっかり前のお客さんが鼻かんだティッシュとか使い捨てカイロとかが次のお客さんにゴミ箱からこんにちはしてる事あるのはご愛嬌。

それにこれだけやってても髪の毛落ちてたりすることあるから、人生って思い通りにいかないよね。

 

それに、私がお昼食べた後とかだと食べ物の匂い部屋に残ったままいらっしゃいませしてる事もあって全然日常と隔絶出来てなくてウケるな〜って我ながら思ってます。

匂いをそっこーで消すには窓全開して室温を一旦犠牲にしないとなんだけど、時間無ければそこは室温優先にしちゃうんですねー。

 

やるだけはやる。そこから妥協する。いい感じの大雑把、O型はこうでなくっちゃね。

私視点では一所懸命やってますが「隅々まで徹底的に」っという性格ではない為、たまにお客さんに指摘されて気づくこともあり、やはり人それぞれ見てるとこ、見えるものは違っているんだなーと。

清掃について至らないとこ見つけたら、今後も教えて下さいね。

 

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鍼屋伍一六