◎症例
■患者 80歳代男性
■現病歴 数年前から頭皮に凸凹があり皮膚科では頭皮の腫瘍とのこと。
あの手この手を尽くしたがいっこうによくならない。
生検では良性。
痒くも痛くもないがとにかく気になって仕方がないので何とかならないかとのこと。
◎脉作りの臨床における基盤作り
■Tポイントの外虚内実・外実内虚を異種金属の柳下てい鍼で調整。
■左脈会→右脈会を柳下てい鍼金メッキで補う。

◎診察診断。
■腹診
腎虚、肺虚、脾実、心実、肝平。
■脉状診
浮・数・虚。
■比較脉診
腎虚、肺虚、脾実、心実、肝平。
■証決定
腎虚証。
■適応側
病症に偏りなく男性であるため左側。

◎治療
■本治法
銀鍼1寸3分1番鍼にて左復溜に補法→検脉すると腎は充実した。肺が虚していので左尺沢に補法→検脉すると肺は充実した。相剋の脾と心の実は治まった。陽経を診ると右尺中三焦の脉位に虚性の邪を触れるのでコバルト鍼1寸3分2番鍼にて三焦経を切経して最も邪が客している右四瀆に堅に応ずる補中の瀉法→邪がとれて脉が整う。
■標治法

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◎経過
このような治療を継続してかなり頭皮の凸凹が平らになってきた。
現在継続治療中。

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