雲

  【宵月】
2008.11.09


日曜日、朝10時

とあるご縁があって、「オーロラクラブ」のお手伝いをしに

車で某所に出かけました。


「オーロラクラブ」とは写真家の故・星野道夫さんの提唱によって

スタートした子どもたちのアラスカキャンプの運営をされてる組織です。

1992年から毎年ルース氷河キャンプが行われています。


アラスカで活躍されていた写真家の彼のことは、

動物好きなヒトは誰もがご存知だと思います。

彼の写す大自然や野生動物の写真が大好きでした。

SWITCHの特集記事を散々立ち読みしては...

結局購入したりしてました(笑)


1996年の夏にテレビの取材でロシアに滞在されていたとき

夜テントをはって眠っているところをヒグマの襲撃に遭われ、

44歳で亡くなられました。

そのニュースを知ったときは衝撃が走ったのをおぼえてます。

悲しみよりも、野生動物のことを熟知しているはずの彼がなぜ?

という疑問のほうが大きかった気がします。


彼は写真だけでなく、多くの著書も残されています。

自分はどちらかというと写真が主で本は持っていませんでした。

けれど、人生観を変えるほどの本『旅をする木』に出逢いました。

この本は自分が敬愛するイラストレータさんが教えてくれました。


 結果が、最初の思惑通りにならなくても、
 そこで過ごした時間は確実に存在する。
 そして最後に意味を持つのは、
 結果ではなく、
 過ごしてしまった、
 かけがえのないその時間である。


 『旅をする木』 ワスレナグサ より

1994年、子どもの誕生を無線で知ったときに

テントの中で書かれた文章だそうです。

上の2行をネットで検索するとかなりのヒット率!

たくさんのヒトの中で今も息づいているのでしょう。


今日出会った「オーロラクラブ」の代表者やスタッフの方は

生前の彼をもちろんご存知なので、とても貴重なお話を

きくこともできました。


今年の8月8日、亡くなられて13回忌にあたる日に

彼のトーテムポールがアラスカに建立されました。

南東アラスカの先住民には、社会に貢献した人の亡きがらや

魂をトーテムポールにこめて守り神にする習慣があるそうです。

そのときの記事が掲載されている新聞もみせてもらいました。

(もちろん現地のものなので英字新聞ですが)


今回は来年のカレンダー発送のお手伝いでした。

自分にとって本の中や写真の中のとても尊いヒトの活動に

ほんの少しでも参加できた気分になって幸せでした。

このカレンダー販売が唯一の運営資金だそうです。

もちろんスタッフの方々や発送作業はボランティアです。


410光年の彼方-2009カレンダー

でも、これがご縁で、もうひと仕事することになりました!

仕事といっても難易度はさほどでもありませんが、

ある程度の自分のスキルと勉強は必要となります。

責任を持って遂行しますので、スタッフのみなさん

これからもよろしくお願いします!


彼にどっぷりつかった一日を過ごして

ルース氷河キャンプに参加してみたいと思いました。

彼がみたであろう星空に舞うオーロラをこの目でみられたら...

自分の中でまたひとつ夢が増えたのでした。


このようなご縁にめぐり逢えて本当に幸せです。

海の者とも山の者ともわからないような自分を

受け入れてくれて"ありがとう"


。:’* + ☆°・ ‥.゜★。°: ゜・ 。

今夜あなたの上に星が降るように
わずかな光が道を照らすように
明日あなたの歩く空が晴れるように
悲しみの数だけ 喜びがあるように
。:’* + ☆°・ ‥.゜★。°: ゜・ 。