ハリネズミちゃんに限らず、爪のある動物たちは爪切りが必要になります。

今回は爪切りについて書いていきます。

ハリネズミちゃんの爪切りは、健康を維持していく上でも非常に大切になってきます。

爪切りを放置した場合

①巻き爪になり皮膚に爪が食い込む恐れがある

②爪の中に排泄物が溜まり炎症を引き起こすことがある

③爪真菌になる可能性がある

④歩くバランスが崩れる可能性がある

などがあります

①巻き爪になり皮膚に爪が食い込む恐れがある

お写真のように爪が伸びすぎると、ぐるっと一周回り、爪の先が足裏に刺さって怪我をする場合があります。また、爪だけが伸びるのではなく、爪内部にある血管も伸びてしまいますので、こまめに爪切りをするのが良いかと思います。

②爪の中に排泄物が溜まり炎症を引き起こすことがある

爪に排泄物がつくと不衛生であるだけでなく、足裏に傷ができると、そこから細菌が体内に入り炎症を起こす場合があります。足湯やこまめな爪切りで対応が必要になります。

③爪真菌になる可能性がある

お写真のように爪が肥大化したり、変形したり、白や黄色のような爪の色になったりします。当店の経験上、爪真菌を放置していると扁平上皮癌になる可能性が高いということがわかりました。

真菌にならないようにするためには、ケージ内の次亜塩素酸での毎日の消毒がかかせないかと思います。

④歩くバランスが崩れる可能性がある

爪が伸びて色々な方向に向いてしまうと、それを庇うように歩き方が変わってきます。また、爪により地面が滑りやすくなるため、股関節に負荷がかかり両脚が開いてしまうことがあります。

こちらもこまめな爪切りが必要かと思います。

爪切りとしては、人間の赤ちゃん用の爪切りか小動物用の爪切りを使用するのが良いかと思います。

ただ、爪切りがどうしても出来ないという場合は、床材にコーンリターを使用すれば、爪切りの頻度が抑えられたり爪が伸びにくくなったりすることがあります。

また、レンガなどを使われる方もいらっしゃいますが、ハリネズミちゃんは視力があまり良くないことから、レンガの角などで眼球を傷つけてしまうことがあります。(ハリネズミちゃんの眼球はやや突出しているのが原因です)

すべての生き物たちが健やかに過ごせますように🍀

ハリネズミの爪切り