最近の健康ブームで「未病」という言葉をよく聞くようになりました。

 

 

ミビョウと音だけを聞いて、未病と漢字の浮かぶ人も多くなったのではないでしょうか。

 

 

東洋医学を学ぶ人には、非常になじみのある言葉です。

 

 

意味は、漢字の通り、いまだ病気になっていない状態のこと。

 

まったくの健康な状態ではないけれども、
このまま放っておくと病気になる可能性のある半健康とでもいう状態をさします。

 

 

これまでの西洋医学を中心とした現代医学では

人体は非常に精密な部品(臓器、器官)からできた機械のようなものとして考えられました。

 

病気の原因はそうした器官や臓器に原因があり、

その原因を取り去ること

または、働きを補うことが治療だと考えられてきました。

 

実際のところ、外傷や感染症などの治療はこの考え方で治療法が開発されてきたわけです。

 

 

 

ところが、近年の成人病、生活習慣病と言われるもののように現状では疾患名がつかず

現代医学として、対応できない症状が現れました。

 

 

実際、私たちが経験したことのある「しびれやめまい」などの軽い自覚症状があり

検査しても何もみつからなかったという状態。

 

また、全然自覚症状はないのに検査すると

数値異常がある状態などがあり

そのままだと病気になる可能性が高いため

これまでの西洋医学的治療ではなく

予防医学的考え方から改善を図るということが始まったわけです。

 

 

東洋医学では、現在の医学で、症状が現れて診断名がつくものは已病、

症状が出やすくなった体の状態を未病と考えていたことが

中国医学の古典にも書かれています。

 

 

そして、はり、きゅうなどの物理的施術、漢方の薬治療を用い

未病の治療をすることが説かれています。

 

 

 

未病の治療は養生法ともいわれ、その3要素が現在厚労省などが提唱する健康作りの3要素に繋がっているのです。

 

 

栄養、休養、運動です。

 

 

本来の未病の治療は、予防医学的な考え方だけでなく、いかに健康を維持するかに繋がるわけですね。

 

 

おばあちゃんの知恵、侮るなかれです。