「事務員」
ここまで記してきたのは名前も知らない、通勤時にすれ違うだけの「朝顔」達。
ここで職場の人間をひとり。
事務職の男性。労働者のボクが帰り際に一度だけ顔を見る、どうにも性格の読めない人物。
駅から職場までの1kmくらいのほぼ一直線の道。二つあるウチの最初の信号の先のコンビニの前で、たまにタバコを吸っている。
職場の事務所脇にも喫煙所はあるのだけれど、気が引けるのか?そこまで我慢できないのか?
気が付かないふりをして先に行くと、いつの間にか追い付いて、向こうも気が付かないふりをして追い越して行く。
この距離でそれはないだろー?
取り扱い説明書が欲しいような新人類。