Fortune Cross vol.2
 
日:11月23日
 
時間:10:00〜17:00
 
場所:谷六ヴィレッジ
〒542-0062
大阪市中央区上本町西3-3-5
 
 
大阪市営地下鉄谷町線「谷町六丁目駅」3番出口より徒歩5分
 
入場無料

道順はこちら
 
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最近占星術熱があがっているので続けて占星術ネタです。


今日は占星術が難しいとされる理由を考えてみたいと思います。

①構造的に考えられていない

もう今の占星術はこれに尽きると思います。

他の原因の理由もほぼこれです。

今の占星術ってつぎはぎ占星術と称してもおかしくないくらいに、出来上がっているサインのイメージを中心に1つのチャートをつぎはぎに読んでいて最終的にこのチャートが言いたい事、みたいな所に行きつけていない気がします。

構造的にってなんだろうって事ですが、人間でも自動車でも会社でもなんでもそうですが、全て構造的に出来上がっています。

人間だとしたら、人間酸素がいるんだからそれを送るものを欲しいね、じゃあ血液を用意しよう、その血液をどうやって循環させるの?、じゃあポンプ装置が欲しいから心臓を設置しよう、っていうように全部繋がっているわけです。

構造的に考えられないと、血液の循環が悪いのに肝臓をどうにかしようとしたり胃をどうにかしようとしたりするわけです。

現代主流になっている占星術はこういう当たり前の構造が視点になっていないから結局検討違いな所を見たりしているわけです。


とはいえ、なんとなく読めている風な人が多いのも占星術が象徴学であるからです。

今回象徴学とは、についてはお話ししませんが。


②無駄が多い

結局構造的に考えられていないという事は、書いたように全然見当違いな所を見るハメになるからです。

心臓に原因があるのに腹部を切開してたらそりゃ手術時間も長くなるしその時間何って感じですよね。

根本的には構造的になっていないというのはあるんですが、その他に無駄と思う所は、何故それを見る必要があるのか??
っていう事が多いからです。

前回の記事でも書いたけど月は素の自分とかプライベートで見せる顔とか言いますが、それをわざわざ占星術で見て知ってどうしたいんですか?っていう事が本当に多い。

後は土星も人生の課題とか、木星は幸運のありかとか、そんなのその人自身が発見して自分自身で決めて下さい、って範疇に占星術を使って頑張って答えようとしちゃってる。

僕は土星を課題だとか木星を幸運だなんて思わないですが、もしそう読んだ場合に何故土星は課題なのか、木星は幸運なのかっていう原理まで落とし込めてる人って少ないんじゃないのかなー、って思います。

結局原理、構造を理解していないから無駄が多くなっちゃう。


例えばどっか旅に行く、例えば台湾に行くとして、どうせなら台湾でしかできない事をしたいですよね。
小籠包も食べたいし九份にも行きたいし夜市にも行きたいし、ってなると限られた旅行の時間で効率よくプランを練るわけです。
ってそりゃ行き当たりばったりな旅もあっていいんですけど、基本的に旅行先でホテルにこもって仕事なんてしてる場合じゃないんです。

占星術は10天体、12サイン12ハウスという無駄を省いた体系になっているはずなのに何故か無駄が多い。


③教えられる人がいない

構造的にしか言ってないですが、勿論これもその理由です。

構造的になってないという事は言葉を変えるとロジカルじゃないんですよね。
ロジカルじゃないって事は結局その人の感覚でしかないって事です。
要は普遍的じゃない、普遍的じゃないから分かる人にしか分からない。

感覚的にしか、って事は結局理解できていない、そうつまり理解できている人がいないんです。

感覚を伝えるってイメージしたら分かると思うんですが、相当に難しいですよね。

簡単に言ったらここでこうしてあそこでガッとしてそこでグイって感じで、みたいな自分だけの感覚を教えるわけで、教えたらそのまま、あそこでな、ガッとしてな、そこでなグイっとするねん!みたいにしか教えられないわけです。

それじゃあ勿論理解できないわけで生徒も育たないわけですよね。

関西も有名だと言われる人って何人かいると思うんですが、自分の事を差し置いていうのもなんですが、僕の感覚であぁこの人読めてるな、って有名な人一人もいません。(読めてる人を知らないだけかも知れませんが、いたら是非教えて下さい。)

後、本も熱心に何冊も読んでる人いるかもしれませんが、海外の本はさておき日本の本を何冊読んでも絶対に上達しません。

結局金太郎飴状態なので、きちんと原理を書いている本を2、3冊でも読めばそれで十分です。


④地上に降りてきていない

占星術を始め占いが何故当たるか(当たるとかいうと安っぽいですが)っていうのは物事はシンクロするからです。

占星術でいえば、マクロコスモとミクロコスモで、マクロで起こる事はミクロでも起こる。
大きい宇宙で起こる事は地球規模、あるいは個人の中でも起こる、という視点です。


で、占星術は空のもんですから、地上に降ろさなきゃいけないのにその中間にいたりしてフワッとしていたりする。

人間に役立てる為にあるのにそれどうやって活かすの?っていうフワッとした占星術が多い気がします。

フワッとしているのはサインのイメージばかり先行しているのもあると思います。

サインのイメージっていうのは2区分3区分4区分っていう種が合わせってできた花に過ぎないんですが、種を知らずに花だけで語っているようなもんです。


⑤ホロスコープが固まっている

ホロスコープっていうのは一瞬の空を切り取ったもんですが、トランジットやイベントチャートなんかだとその場限りのエネルギーなのでいいんですが、人間は生きてて成長するし流動的です。

なのに固まった視点で読んでしまうと、例えば山羊座の太陽なのにこの人山羊座っぽくないぞ??ってなった時に水星天秤座の感じが出てたらあなたは太陽よりも水星が強いんですね、とか表現してしまったり、自分の読みが間違ってるんじゃないかしら?とか重要なポイントを無視して話しを進める、なんて事になるんです。

結局ネイタルチャートっていう枠に押し込めようとしてしまうわけです。

じゃなくて、占星術師がするべき事って、太陽が動いていないぞ?どこに原因があるんだ?って解明して行くべき立場だと思うんです。

ネイタルチャートを読む難しさっていうのはこういう所にあるんだと思います。




大体今の占星術界の問題点はこういう所にあるんじゃないかと思います。

根本を理解する事によってその象徴を真に理解する事ができるし、理解できると自分の言葉で話せたり自分の世界観を出して行く事もできるしもっと面白くなると思います。





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