夫が出て行って1ケ月弱。
目の前の仕事に追われて記憶がなくなるぐらい頭をフル回転させた。
人間って強いもので、こんなありえない生活にも順応しているから恐ろしい...
時間に追われるばかりのときはわからなかったけど、ふと2人でいて果てしなく距離を感じていたあの寂しさが今はないことに気づいた。
そっか、私は絶望的に寂しかったんだ。
今は1人だけど、あの空虚感はない。
なんとなく友人たちが助けてくれて、まるで実の親のように見守ってくれるご夫婦がいて、あれ?意外にも私いろんな人に支えられてるんだ...ということを実感した。
彼の世界ではどんな風に周りを認識しているのか、私にはわからない。
いつか彼にもわかるのだろうか?
わかればいいなぁ、近づきすぎない距離感で信じて見守ってくれる存在のありがたさや信頼みたいなもの。
褒められることが自分の存在価値ではないこと。
自分を肯定できるのは自分だけだということ。
私は自分を大切にしたいから、1人で生きていく。
今受けている予約の先の仕事はセーブして、仕事とプライベートのバランスもとっていこう。
ほんの少しの心細さはあるけど、私の常識でわがままに生きてやろうと思うのです。