朝刊より★
春本番“春まつり”の話題(=^_^=)
屋根瓦での虎舞!
火伏せの虎舞で知られる宮城県加美町中新田の伝統行事「初午(はつうま)まつり」が29日、地区中心部でありました。
好天の下、大勢の見物客が勇壮な虎舞に見入りました。
花火を合図に、舞い手と呼ばれる虎に扮した中学生たちが各家を回って防火を祈願。
中心部の花楽小路では屋根瓦の上で、中勇酒造店では池で、それぞれ虎たちが火伏せ願いの舞を繰り広げました。
舞い手、はやし方のほとんどを地元の子供たちが務め、連日、地元消防団の指導で稽古を重ねました。
幼稚園児によるミニ虎舞もあり、華やかな飾りの山車が通りを練り歩きました。。
同地区は春に吹く「船形おろし」による火災に悩まされ、虎舞は「雲は竜に従い、風は虎に従う」との故事に倣って防火祈願として始まりました。
約650年の歴史があり、県の無形民俗文化財に指定されています。
高い屋根の上での虎舞は、祖父から父へ、そして、父から息子へと、代々受け継がれてきた伝統行事です。
高い所が苦手な男の子もしっかりと克服して、終わった時には一回りも二回り大人びて、凛々しくなると言われています。
勇壮な「火伏せの虎舞い」は、そんな男の子たちの一生懸命な息づかいも伝わってくるまつりなのです\(^o^)/