米スターバックス最大400店閉鎖(2020年6月16日 日経新聞朝刊)
 
6/16の日経新聞朝刊にこんな記事がありました。
 
記事要約
『米スターバックスは10日、今後1年半で北米の既存店を最大400店閉める方針を明らかにした。コロナ収束後も店内飲食を求める顧客数はかつての水準に戻らないとみており、代わりに持ち帰り専門店「スターバックス・ピックアップ」を増やす。スマートフォンのアプリで注文と決済を済ませた顧客に商品を渡す。店舗はそれだけの役割になる。』
 
この記事を見て私は、新型コロナウイルスの影響から店内飲食が減るので今までの店を閉鎖し、テイクアウトのお店を増やすと言っているが、中国のラッキンコーヒー(https://www.luckincoffee.com/)の台頭が背景にあるのではないかと感じました。この記事はアメリカでの話ですが、中国では後発のラッキンコーヒーがスタバを脅かす存在になっていて、2年間で4500店舗、ナスダック上場などと急拡大しています。スマホで注文し、店頭では商品を受け取るだけで並ぶこともなく安くてそこそこおいしい。そして店舗が小さくて済むので家賃が抑えられ一等地に進出できるということでどんどんお客を奪われてしまっていたようです。今回スターバックス展開する「スターバックス・ピックアップ」もスマホで注文&決済の形をとっています。恐らくこの後中国にも展開するのでしょう。
 
なお、ラッキンコーヒーは売上水増しといった不正会計で株価が急落し、破産宣告の可能性も出ているようですが。。。