コロン…と
丸い粘土(クレイ)の鍋は
素朴な手触りが心地いい
「その鍋あなたにあげるわ…」
「え…でも…」
「もらって欲しいのよ」
ためらう塔子に
シャールが、少し真面目な顔をした
「料理人はよく、
年代ものの 土鍋は、
その重ねてきた年月の分だけ
料理を美味しくしてくれると言うわ」
お揃いの鍋をテーブルに並べながら
シャールは続ける……
「その鍋も、もう20年以上使ってるの。
おかげさまで、
いつもとびきりおいしい
オーブン料理が作れるわ。
新しい鍋で作っても、
使い込んだ鍋で作っても、
味なんて変わらない、
それこそ錯覚だという人は、
大勢いるでしょうよ。でもね、、」
振り返ったシャールが
塔子を見つめてゆっくりと告げた。
「私はそういうのって
とっても大事なことだと思ってる…」
(ジンときた…章の一節から)
書『マカン・マラン』
著/古内一絵
二十三時の夜食カフェ
第1話
*春のキャセロール から。
マカン・マラン
インドネシア語で
「土鍋でも…やかんでも…何でも…」
やかん です ^^
佇まいは…茶焦げ
やかん。
かれこれ
15年ほどのお付き合いでしょうか
新調しようと思えば
出来ないことも無い…
とことん
磨くこともできる…けれど
でもね
その気になれない
(笑)
焦げをまとった
風感は気に入ってるし
もし仮に
ピカピカの ヤカン・マランで^^
珈琲を淹れたなら?
何かしら
変わってしまいそうで…
このままお付き合いし
ずっと…大切にします。
でも、磨くことで
やかんの「持ち」が良くなる?!
ならば?
うーむ…
いやいや!
磨いたら後悔しそうぞ
(^^)
ところ変わり
屋外からです
この春 (目前) 少し早めに
約束の場所で
あの春と同じ様に 咲いてくれました
白い妖精『オキザリス』
(2 28 金曜日 PM 1 :40)
♫ふたりの天使
スキャット
本日もどうぞ温かくして
お過ごしくださいね
べつばら
☕☕




















