こんにちは。着物コーディネーターの木戸です。




ここでは着物でお出かけするときに悩みがちなことについてお話したいと思います。




着物の格や帯合わせは何となく分かっていても、場のフォーマル度と手持ちの着物のつりあいで悩むことってありませんか?




それもそのはず、フォーマルな着物は紋の数によって格付けランクが移動するし、生地の種類によっても格の上下があるんです。


それでは、お客様からよくご相談されることを中心に、ケーススタディしてみましょう。




Q.色留袖(比翼なし、三つ紋)を友達の結婚式に着て行ってもいいですか?


A.この場合は色留袖を準礼装として着るならOKです。


  色物の重ね衿や帯揚げ、帯締めを使って訪問着のように着ることができます。


  同じ着物を身内の結婚式で着る場合は、白の重ね衿に白地の帯揚げ、金銀の帯締めを合わせ、帯に末広(お扇子)を差します。


  反対に比翼仕立ての五つ紋の色留袖は、黒留袖と同格になるので、お友達の結婚式には向きません。




Q.一つ紋の訪問着と三つ紋の色無地、どっちが格上?


A.紋の数が同じなら訪問着のほうが格上ですが、格の上下を決める基準は着物ではなく「紋の数」。


  この場合は三つ紋の色無地が格上になります。




Q.作家物の高価な紬(つむぎ)の訪問着と貸衣装の縮緬(ちりめん)の訪問着、どっちが格上?


A.どんなに高価で素晴らしいものでも、基本的に紬はカジュアルな生地。縮緬や綸子(りんず)より生地の格が下になります。


しかし、よほど格式が問われる場でなければ、紬の訪問着でパーティに出席するのはOKだと思います。




Q.江戸小紋は色無地の代わりになるって本当?


A.本当です。小紋はカジュアル着物ですが、江戸小紋は別格。一つ紋を入れれば色無地と同格以上の略礼装として着ることができます。


ただし、遠くから見て無地に見えるくらい柄の細かいものが理想的です。




ちょっとややこしいですが、ポイントは紋の数と生地。これを見分けられれば、場に適した着物を選ぶことができると思います。




今度は着物に合わせる小物のお話をしたいと思います。




皆さんと着物の距離がもっと近くなりますように!




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