一人になりたくない。

これが、いまの私の本音だった。

せっかく、女子たちからの扱いになれていたというのに、常連風の男の、心ない一言で、数奇な眼差しをまた、送られるようになってしまった。

もはや、遠慮などは、存在しなかった。
こだまする、シャッター音。
対象は、たべかけのドンブリから始まり、私たち五人。ドンブリとおなじフレーズに納めるものまで、現れた。

たべかけの、ドンブリなどより、ネットをさがせば、完全体のきれいな状態で残っている写真がいくらでも、見れるだろうに。

もはや、暴徒と化した、店内の客は、撮影の順番やアングルなど変な一体感が、生まれていた。

お金を置いて帰ればいいじゃないかと、おもったが、わたしは、25000円しか持っていなかった。

手元にあるのは、銀行に行ったばかりで、一万円札二枚に、五千円札一枚の三枚のみ。小銭も持ち合わせてなかった。

銀行が気を利かせてくれたのが、ピン札であるのが、より恨めしい。

どの組み合わせにしても、お釣りが発生してしまう。

16000円。

さすがに、ここまで、辱しめを受けたあとでは、20000円を置いて、釣り要らぬと、出てくることは不可能だ。

ケチと言われようが、ダサいといわれようが、この店には余分な金を、渡したくない。

わたしは、そのためになら、はやく、この場から、逃げたいと考える若人の逃走を、鬼と言われようとも、認めたくない。

それほどまでに、一人残されることに、わたしは恐怖を感じていた。

大盛りにしなければ15000円。

もうとっくに普通に帰れたのに。。。。

どこまでも、つきまとうんだ。
大盛りは。。。