スタスタと、さっそうに
近づく私は、思いのほか、
焦っていたのだろうか、
事前に準備しておいた
ポーカーフェイスは、もはや
くずれて、顔は、冷や汗に
まみれた、まじりっけなしの
三十路おじさんそのものだったと
思われる。
そんなおとこは、ただでさえ、敬遠されるが、私が狙いをつけて、近寄った
女性には、えらばれた
人のみ、与えられる、伝説の結婚指輪を
装備してる女勇者でした。
あぶないとこ、だった。
人の物には手を出してはいけないと
教わった中でも、最上級のとこに、
手を出すとこだった。