竜田草(タツタソウ)はメギ科タツタソウ属の多年草である。
原産地は朝鮮半島北部、中国東北部、アムール地方などである。
日露戦争当時に軍艦龍田の乗組員がこの花を持ち帰ったことからつけられた名前である。
草丈は10~25センチくらいである。
根際から生える葉は先が窪んだ心臓形で、蓮(ハス)の葉に似ている。
開花時期は3~4月である。
花は葉の展開に先立ってさくものと同時に咲くものがある。
茎先に花径1~2センチくらいの淡い紫色の花を1輪つける。
花びらは6~8枚である。
別名を糸巻草(イトマキグサ)という。
葉の形からつけられた名前である。
根茎を干したものは生薬で鮮黄連(せんおうれん)といい、苦味健胃薬とされる。
写真は3月に川口グリーンセンターで撮った。
学名:Jeffersonia dubia
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