監督 ロベルト・シュヴェンケ
出演者
ジョディ・フォスター
ショーン・ビーン
ピーター・サースガード
エリカ・クリステンセン
仕事先のベルリンに滞在中に突然の事故で夫を亡くした航空機設計士のカイルは、6歳の娘・ジュリア、そして棺に入った亡き夫と共にベルリン空港から飛行機に乗り、自宅のあるニューヨークへの帰路に就いていた。
離陸して約3時間後、仮眠から覚めたカイルは隣の席にいたはずのジュリアの姿がないことに気づく。誰も目撃者がおらず、乗務員総動員でジュリアの捜索にあたるが見つからない。仕舞いには搭乗記録にジュリアの名前が存在しないと告げられてしまう。
フライトプランwiki
いつもと逆でまずは評価から。8点。
これ、様々な方に突っ込まれまくっている映画だが、確かにプロットが甘いところが多々。
犯人のずさんな計画、ありえないCA・機長の態度、
さらにここは推測だが、相変わらずの予告編が過度の期待を招くパターンもあったんじゃないかと。
ただ、もう1点、ここも突っ込まれまくっている「強すぎる母」ジョディ
「やり過ぎ」「さすがに気分悪い」などと酷評をする方も多いが、僕はそうは思わなかった。
というか、「やり過ぎ」で「不快」だからこそ、その先にある真実が重くもなるし
単純にかけがえのないわが子を守る気持ちは、自分に置き換えても十分に理解できた。
僕自身が、ある意味モンスターピアレントの素養があるからなのか
盲目的な愛情みたいなものも、どこか共感できてしまったのだ。
あなたに、今日まで心の底から愛でてきた子供がいて、
それがある日、「そんなものはあなたの心の病が起こした幻想ですよ」と言われ
にわかに信じられない、しかし自分を信じる者もどこにもいない、
その時あなたは諦めますか。それとも──。
この映画のメインディッシュである、「飛行機の中で人が消える」というストーリーは斬新
本当か、嘘か、是非確認してほしいと思う。