※この記事では、第二子妊娠中に羊水検査のFISH法で18トリソミー陽性と告げられた日のこと、

そしてその後の夫婦のやり取りや心境について書いています。

不安を感じやすい内容のため、無理のないタイミングでお読みください。

私自身の体験をもとにした記録です。


羊水検査の結果を聞く日。

この日が来ることは分かっていたのに、病院に向かうまでの時間はとても長く感じました。


病院に着いてから、呼ばれるまでの時間は正直あまり覚えていません。

ただ、診察室の机の上に、すでに結果が入っているであろうファイルが置かれていたことだけは、今でもはっきり覚えています。


あの中に、これからの私たちの選択がすべて詰まっているんだと思うと、心臓がバクバクしていました。


そして、先生が入ってきて、結果が告げられました。


「18トリソミー、陽性です。」


覚悟していたからなのか、その瞬間、涙は出ませんでした。

頭が真っ白になるというより、

「やっぱりそうだったのか」と、どこか冷静な自分がいた気がします。


一通り説明を終えたあと、普段はとてもクールな先生が、私の肩をそっとさすりながら「大丈夫?」と声をかけてくれました。

反射的に「大丈夫です」と答えましたが、その瞬間が、この日いちばん涙が出そうになりました。


隣を見ると、夫は完全に呆然としていました。

絶対に大丈夫だと信じていた分、頭が真っ白になって、何も考えられなかったそうです。


その姿を見て、

「私がしっかりしなきゃ」

と自然に思いました。


先生から

「結果を聞いて、どうするかは考えてきましたか」

と聞かれ、夫は話せる状態ではなかったため、私が代わりに

「今回は、諦めようと思います」

と伝えました。


この病院では中期中絶の処置ができないため、転院が必要だと言われ、いくつかの病院を紹介されました。

時間が限られているので、できるだけ早く病院を決めて初診を受けるように、とのことでした。


病院を出ると、空は雲ひとつない快晴でした。

自分の気持ちとは裏腹に、こんなにもいい天気なのかと思うと、なんとも言えない気持ちになりました。


実家に向かう途中、夫とはほとんど会話をせず、ただ静かに歩いていました。


実家に着いてからは、息子の前では明るくいなきゃと思い、必死に作り笑顔で過ごしていました。

でも、無邪気な息子を見ていると涙が出そうになり、母に息子をお願いして、夫と二人で別の部屋に行きました。


そこで、これからのことを私が主導して淡々と話し、転院先の病院を決め、その場ですぐに電話をして翌日の予約を取りました。


落ち込んでいる暇なんて、ありませんでした。


その日は家族みんなで実家に泊まりました。

父が「何か食べたいものある?」と聞いてくれて、なぜか無性にお肉が食べたくなり、みんなで焼肉を食べに行きました。


この状況で焼肉?と思われるかもしれません。

でも、普段通りに接してくれる家族の存在が、私にはとてもありがたかったです。


意外と普通に振る舞えている自分に、自分自身がいちばん驚いていました。