おはようございます。
風水師の圓山(まるやま)真央です。
昨日は友人とお花見に井の頭公園へ。
前日の冷たい雨も上がって日差しも戻り、
公園の桜は満開でした。
スワンボートなどが過密気味の池も、
その周辺や桜の下も、
夏休みの海水浴場のような混み具合。
ブルーシートが所狭しと敷き詰められ、
多くの方々が花見の宴の真っ最中でした。
テーブルや椅子を持ち込んでいる強者も
ちらほら。
カメラやスマホを片手に順路を行き交う
大勢の花見客を尻目に、
ごろ寝している親子連れもいたりして、
マイペースな休日の光景が広がっていました。
お昼をとうに過ぎた時刻にも
ずっと続いている宴会の様子に、
井伏鱒二の名訳で知られる
唐の時代の漢詩『勧酒※』を思い出しました。
※勧酒:唐代の詩人・于武陵(うぶりょう)が詠んだ
五言絶句の漢詩。
勧君金屈巵
満酌不須辞
花発多風雨
人生足別離
(井伏鱒二の訳)
この盃をうけてくれ
どうぞなみなみつがせておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ
最後の行の訳が特に有名ですね。
「人生足別離」は、直訳すれば
「人生に別離はつきものだ」という意味ですが、
「さよならだけが人生だ」という訳で
一気にドラマティックな場面が浮かびます。
春は別れとともに
出会いの季節でもあります。
いずれ別れが来るとしても、
いえ、いずれは別れが来るからこそ、
めぐり逢えたご縁は、大切にしたいですね。
今夜は送別会という方も多いでしょうか。
明日から新年度が始まります。
元気出していきましょう。
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