おはようございます。
風水師の圓山(まるやま)真央です。
三連休最終日の今日13日は成人の日。
成人の日の祝日が 15 日固定ではなくなり、
お札やお正月飾りを焼いて無病息災等を願う
左義長やどんど焼き等のお焚き上げも
15日ではなく祝日に合わせて
行われるようになってきました。
初詣に出かけた近所の神社でも、
お焚き上げは毎年1月の第2月曜日です。
左義長やどんど焼き等は、もともとは
小正月※に行われていた火祭りの行事でした。
※元日に対して、15日を小正月と呼びます。
明治に入って
暦が旧暦から新暦に変わったことで、
行事の有り様もずいぶん変わりました。
15日が小正月なのは
旧暦、新暦に共通していますが、
旧暦の場合は同時に、15日は
達成の時・満月の日でした。
1948年に制定された成人の日は、もともと
奈良時代以降に行われていた「元服の儀」が
元になっています。
「元服の儀」は、小正月である
その年の最初の満月の日に行われていました。
子どもの時代を終えて大人に踏み出す日としても、
納得できる選日ですね。
その後、2000年に施行された
ハッピーマンデー制度によって、
15日だった成人の日の祝日が
1月の第2月曜日に変更となりました。
小正月の行事だったはずの
成人の日もお焚き上げも
今では1月の第2月曜日の行事です。
その結果、昨年のように
松の内が明けた翌日の8日が
成人の日でお焚き上げという
何だか慌ただしい年も出てきます。
小正月の行事として残っているのは
あずき粥を食べることくらいでしょうか。
住所表記が新しくなって
昔ながらの土地の由緒等が消えていくように、
暦や祝日等の変化によって
その日に行われていた意味合いが
次第に忘れられていくのは、
ちょっと寂しい気がしてしまいます。
近年は、周辺環境への配慮から
お焚き上げが実施できない神社も
増えてきました。
お焚き上げの火で焼いた餅などを食べると
その年は病気をしないとか、
書き初めを焼いて炎が高く上がれば
字が上達するとか。
そんな風習も
忘れられていくのでしょうか。
これは昨日のお焚き上げ準備完了時⁈の
近くの神社の様子。
火を扱うためか、消防署の方たちが
確認中でした。
わが家のしめ飾り等も
こちらでお焚き上げしていただきます。
三連休最終日も冷え込んでいますが、
楽しい時間をお過ごしください。
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