おはようございます。
風水師の圓山(まるやま)真央です。
長かった土用もついに今日まで。
明日はいよいよ二十四節気の立夏。
そして、端午の節句ですね。
土用があけたとは言え、
季節の変わり目で体調を崩しやすかったり
大雨などの自然災害も増えるこの季節は、
邪気を祓い無病息災を願う
菖蒲が大活躍する行事からはじまります。
端午の節句は、別名を
菖蒲の節句とも呼ばれます。
菖蒲は古くから
薬草として使われてきた植物のひとつです。
また、その強い香りが邪気を祓うとされ、
さまざまな用途に使われてきました。
菖蒲湯
最もお馴染みな用法でしょうか。
5日の夜に菖蒲を入れて沸かした湯に入って
邪気を祓い無病息災を願います。
菖蒲は血行促進に良いことから、
肩こりや腰痛、冷え性などにも効果がある
と言われています。
また、根元の赤い部分に多く含まれる香りには
自律神経を整えてリラックスさせる効果も。
軒菖蒲(のきしょうぶ)
5月4日から5日にかけて、
根元を上にした菖蒲の束を屋根や軒先、
玄関などに吊るして邪気を祓います。
地域によっては、菖蒲と一緒に
蓬(よもぎ)や榊(さかき)を加えることも。
菖蒲枕
5月4日の夜に、薄紙に包んだ菖蒲を
枕の下に敷いたり、枕元に置いたりして
邪気を祓い、無病息災を願います。
初夢のための七福神の絵や叶えたい願い事など
「枕の下に敷く」方法は、
古くからよく登場しますね。
この他にも、
菖蒲を酒に浸して飲む「菖蒲酒」や
菖蒲の葉を刀に見立てて地面を打ち合う
「菖蒲打」など、
菖蒲を使った風習が各地に伝わっています。
わが家では、例年の菖蒲湯、軒菖蒲に加えて
昨年は菖蒲枕にもチャレンジしてみました。
思っていたほど強い香りではないので、
抵抗なく楽しめますよ。
この時期は、お花屋さんだけでなく
スーパーなどでも菖蒲を見かけます。
生花と一緒に活けてみるのも、いいですね。
今日は早めに菖蒲を買いに行ってきます。
季節の趣きを感じる行事として
もしよろしければ、一度お試しください。
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