おはようございます。
風水師の圓山(まるやま)真央です。
昨日、夏越の大祓のことを書いたので
今日はちょっと続編的に「穢れ」について。
「穢れ」は、「気枯れ」とも書くように、
「気」が「枯れている」状態のこと。
人が活動する元となる
気力が満ち足りている状態が「元気」なら、
「穢れ」や「気枯れ」は
清浄な気力が損なわれている状態です。
この状態をそのままにしておくと、
毎日の生活に支障が出たり
健康に影響が出たりすることになります。
そこで生まれたのが、
1年の半ばにあたる6月末に行われる
「夏越の大祓」です。
新年から半年間の暮らしの中で
知らず知らずのうちに溜まってしまった
罪や穢れを祓い清め、
残り半年の息災を祈願する神事。
もちろん、半年後の年の暮れには
新たな新年のための「年越しの大祓」が
用意されています。
そう、「穢れ」は祓うことができるのです。
風水では、幸せは伝染する
幸せを引き寄せると考えますが、
伝染したり引き寄せられるのは
善いことばかりとは限りません。
穢れた状態を放置していれば
知らず知らず穢れを伝染させてしまったり、
さらなる穢れを自ら引き寄せることにも
なりかねません。
「穢れ」は大きくならないうちに祓う。
大祓は、昔の人たちが生み出した
ある意味では生活の知恵の1つとも言えます。
こうした祓いのための浄化儀礼等は、実は
身近なところにいくつも存在しています。
2月の節分は、豆をまいて鬼(邪気)を祓い
1年の無病息災を祈ります。
来客のための玄関前の打水は、
もてなしの習慣であると同時に
穢れを祓う清めの儀礼でもあります。
神社仏閣での手水や、産湯、日々の入浴など
水にまつわる清めは数多くありますし、
神社の拝殿で鳴らす鈴や、ドアベル、風鈴など
金属の発する音にも祓いの効果があります。
室内の気がなんとなく重く感じられる時、
部屋の中央でパンパンと柏手を打と
気を変えることができます。
これも音による祓い。
生きている毎日の中で
罪や穢れと全く無縁な人などいないでしょう。
「穢れ」は祓うことができるのです。
ならば、ストレスと同様に
溜め込まないのが1番。
この機会に
自分にあった方法を見つけてみませんか。
明日は土曜日です。
今日1日がんばりましょう。
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