おはようございます。
風水師の圓山(まるやま)真央です。
暦に登場する干支について、
意外な疑問をいただきました。
「十干と十二支の組み合わせなのに
なんで60通りしかないの?」
「そうなの⁈
全部あると思ってた…」という方も。
毎年の干支は知っていても、
組み合わせについて考えたことはなかったそう。
私自身は、年齢的なことに加えて
風水を仕事にしているので、これまで
そこに疑問をもつことがありませんでした。
確かに、普通に組み合わせを考えれば、
10×12=120 ですね。
干支の組み合わせは、
陰陽五行という考え方をもとにしています。
世の中に存在するすべてのものは
陰と陽、そして五行(木火土金水)に
分けられるという考え方です。
干支の組み合わせには、この
陰と陽が関わっています。
まずは、それぞれを陰と陽に分けてみましょう。
【十干】
陽:甲、丙、戊、庚、壬
陰:乙、丁、己、辛、癸
【十二支】
陽:子、寅、辰、午、申、戌
陰:丑、卯、巳、未、酉、亥
自分の生まれ年の干支が陰陽どちらなのか
ご存じでしたか。
さて、組み合わせです。
十干と十二支の組み合わせは、
陽+陽、陰+陰というように
同じ陰陽をもつ相手だけに限られています。
甲子(きのえね)という組み合わせはあっても
甲丑(きのえうし)という
陽と陰の組み合わせはありません。
陰と陽でそれぞれ5×6=30通り。
合わせて60通りとなります。
面白いのは、十干を五行に分類すると
5組の兄弟が誕生します。
木:木の兄→きのえ→甲
木の弟→きのと→乙
火:火の兄→ひのえ→丙
火の弟→ひのと→丁
土:土の兄→つちのえ→戊
土の弟→つちのと→己
金:金の兄→かのえ→庚
金の弟→かのと→辛
水:水の兄→みずのえ→壬
水の弟→みずのと→癸
それぞれの五行が兄(え)と弟(と)から
構成されていますね。
同じ五行を持っていて性質は似ていても、
兄と弟では行動の仕方が異なります。
兄は、どちらかと言えば「動」で
積極的に行動することが多い傾向にあります。
一方、弟は、どちらかと言うと「静」。
目立たず穏やかな行動を好む傾向にあります。
これは十干の場合の兄弟の傾向なので、
実際の兄弟の場合とは印象が逆のような。
陰陽五行で分類すると、
これまでとは違った側面が見えてきますね。
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