小学校の頃は団地の4階に住んでいた。
低学年の頃から、良くベランダで虹を見た。
ある日、
「虹の足が駄菓子屋のよっちゃん所から生えてる」
ことを弟と一緒に発見した。
そこで弟と次回虹が出たときは、よっちゃんの所まで行くことに決めた。


そして、ついにその日が来た。
弟と団地の4階から転がるように降りて、走った。
とにかく、急がないといけないので、忍者走りして走った。
「ぎゅーーーーーーん」と言ってまで走った。
だが、よっちゃんにたどり着くと足がなくなっていた。
「お兄ちゃん、虹逃げたん?」
「そや、探すぞ!!」
と、そこらじゅう走り回った。
ない・・・
家に戻ると虹は消えていた。

でも、面白かった。

 

母親に教えて貰うまで数回走った。

教えて貰って、なんか残念に思った。

考えてみれば、人生ずっと通ってきた。

3歳から幼稚園

6歳から小学校

12歳から中学校

15歳から高校

18際から大学

22歳から会社

定年で辞めた今も会社

に通っている。

75歳まで、働いてくれと会社は言っている。

 

人生でどこにも通わなかったことなど、2年しかないのだ。

なぜこんなことになったのだろうと思う。

自分の人生は、一体、なぜこんなに通わなければならなかったのだろう・・・と思う。

 

通わない日々が想像できない。

困っている。

 

 

学校に行っていた頃、

「社会人というのは、先生もいないしテストもなくて楽しそうだ・・・」

と思っていた。

しかし、社会人になってみると、

 ・先輩はいるし上司もいる

 ・人事評価はあるし昇格・降格もある

ので、がっかりした。

そんな社会人生活を過ごし、年齢をカウントアップしていたころは、

「定年を迎えれば、静かな余生が送れる」

などと、憧れの将来に見えた。

しかし、年齢がカウントダウンに入った、今・・・

 ・生活習慣病(高血圧・糖尿病・高尿酸値)だし

 ・大腸にポリープ30個近く抱えてるし

これで、余生を送るのかとがっかりしている。

 

ただ、カウントアップしていた頃より、カウントダウンしている今の方が、

来年・再来年の自分がよく見えているので、不安がない。